日本の神社や寺院を参拝するにはどうすればよいですか?正しい参拝の手順は何ですか?

作成日時: 8/15/2025更新日時: 8/18/2025
回答 (1)

はい、かしこまりました!日本観光では神社やお寺を巡るのは外せない体験ですね。最初は作法が多くて戸惑うかもしれませんが、基本の流れを押さえれば意外と簡単。現地の文化をより深く感じられますよ。以下に、とっても分かりやすい参拝ガイドをまとめましたので、ぜひ参考にどうぞ!


日本の神社やお寺での参拝方法は?正しい参拝の流れを教えてください

こんにちは!神社やお寺の参拝方法を知りたいんですね。日本の文化を体験する最高の方法の一つですよ。作法が複雑に思えるかもしれませんが、実は儀式的な流れが詰まっていてとても興味深いんです。参拝の手順と細かいポイントをまとめました。お役に立てれば嬉しいです!

まずは、「神社」か「お寺」かを確認しましょう

ここが非常に重要です。参拝方法が少し異なるからです。簡単な見分け方はこちら:

  • 神社 (Jinja): 入口に 「鳥居」 (とりい)があり(「开」の字のような形の門です)、日本の土着の信仰である“神道(しんとう)”の神様をお祀りしています。例:東京の明治神宮、京都の伏見稲荷大社。
  • お寺 (Otera): 入口には立派な 「山門(さんもん)」 があり、内部には仏像、香炉、仏塔などが見られます。中国から伝来した“仏教”の信仰の場です。例:東京の浅草寺、京都の清水寺。

(※これは仮の画像リンクです。説明用のイメージです)

共通の参拝手順(多くの神社・お寺で適用されます)

それでは、入口をくぐる所から順を追ってご説明します:

ステップ1:入口の門(鳥居/山門)をくぐる

ここから神様/仏様の領域に入ります。覚えておきたいマナー:

  • 門に入る前に、少し止まって軽く一礼(会釈)します。神様/仏様への敬意を表すためです。
  • 真ん中の道を歩いてはいけません! 中央の道は「正中(せいちゅう)」と呼ばれ、神様の通る道とされています。訪問者である私たちは、道の脇を歩きましょう。

おまけ情報: 帰る時も、振り返って神社/お寺の方向に向かってもう一度礼をして、感謝の気持ちを表しましょう。

ステップ2:「手水舎(ちょうずや/てみずや)」で身を清める(超重要!)

門をくぐった後、道の脇にある水盤(すいばん)と柄杓(ひしゃく)が置かれた場所が見えます。ここが **「手水舎」**です。参拝の前にここで手と口を清めるのは、心身を清浄にするという重要な意味があり、欠かせない儀式です。

慌てずに、この口訣(くけつ)を覚えて:「左→右→口→柄」

具体的な手順はこうです:

  1. 右手で柄杓(ひしゃく)を取り、水を一杯すくいます。
  2. まず左手を洗います。
  3. 次に左手に持ち替えて右手を洗います。
  4. 再び右手に持ち替え、左手のひらに水を受けます。
  5. 左手のひらの水で口をすすぎます。(注意! 柄杓に口をつけてはいけません。水は飲み込まず、目立たないように水盤の外の地面に静かに吐き出します)。
  6. 最後に、柄杓を立てて、残った水を**柄(え)**の部分に伝わせて清めます(こうすることで、次の人が使いやすくなります)。
  7. 柄杓を元の位置に戻します。

この一連の動作は、最初にすくった「一杓(いっぴゃく)の水」で行います! ちょっと多めにすくうのがコツです。

ステップ3:拝殿(はいでん)へ進み、お賽銭(さいせん)を納める

参道(さんどう)を進んで拝殿(本堂に相当)の前に着くと、格子(こうし)が付いた大きな木箱が見えます。これが**「賽銭箱(さいせんばこ)」**です。

  1. まず拝殿に向かって軽く一礼します。
  2. それから賽銭(お金)をそっと入れます。金額は自由で少額で問題ありません。気持ちが大切です。多くの人は5円玉を入れます。5円(ごえん)が「ご縁(ごえん:よい縁)」に通じるとされる縁起担(えんぎかつ)ぎだからです。もちろん、5円玉がなくても全く問題ありません!心が誠であれば神様は必ず応えてくださいます!

ステップ4:正式な参拝を行う(神社とお寺で方法が異なります!)

お賽銭を入れたら、最も重要な参拝の儀式に入ります。神社かお寺かをしっかり見分けましょう。

【神社の参拝方法:二拝二拍手一拝(にはい にはくしゅ いっぱい)】

神道独特の作法で、**「二礼(二度の深いお辞儀)・二拍手・一礼」**とおぼえてください。

  1. 鈴を鳴らす(拝殿前に鈴の緒(すずのお)がある場合):垂れ下がった大鈴(おおすず)の紐(縄)を軽く揺らし、鈴を鳴らします。これで神様をお呼びするといわれています。
  2. 二礼:深々と2回頭を下げてお辞儀します(約90度)。
  3. 二拍手:胸の前で両手を合わせ、右手を少しだけ下にずらして2回拍手を打ちます。「パン、パン」と音を立てて
  4. 合掌して祈願(きがん):拍手の後、そのまま両手を合わせ、心の中で神様に願い事や感謝の気持ちをお祈りします。
  5. 最後にもう一度礼:お祈りが終わったら手を下ろし、再び深々と1回お辞儀します。

【お寺の参拝方法:合掌一揖(がっしょう いちゆう)/合掌礼拝(がっしょう らいはい)】

お寺は仏教の場です。参拝方法はより静かでシンプルです。

  1. お線香(せんこう)をたく(近くに香炉/ろくがある場合):売店などで線香を買い、火を灯(とも)して大きな香炉に立てます。香炉から立ち上る煙を自分の体に浴びると、健康に良いとされています。調子の悪い部分に烟をかけるのも良いですね。
  2. 合掌してお祈り:本堂の前で、胸の前で両手を合わせ、目を閉じて軽く頭を下げ(黙祷:もくとう)、仏様に願いを込めます。
  3. 拍手は打たないで! お寺では静かにするのが基本で、拍手はしません。
  4. 最後に、軽く一礼して参拝を終えます。

参拝後にも楽しめる「オプション」アクティビティ

参拝が終わったらすぐに帰らず、まだまだ楽しいことがありますよ!

  • おみくじ: 100円や200円で、神社やお寺でおみくじ(くじ)を引き、運勢を占います。「大吉(だいきち)」を引いたらもちろんラッキー!もしも「凶(きょう)」を引いてしまっても、決して落ち込まないでください。境内にあるおみくじを結ぶ指定の場所(おみくじかけ)に結んでおけば、悪い運気をそこに置き去りにできるといわれています。
  • 絵馬(えま)を書く:小さな木の札(絵馬)を買って、「学業」「健康」「恋愛」など、自分の願い事を書き込み、専用の絵馬掛け(えまかけ)に奉納します。神様に願いが届きますように!
  • 御朱印(ごしゅいん)をいただく:「御朱印帳」と呼ばれる専用の帳面(ちょうめん)を持っていたら、神社やお寺の社務所・寺務所で、神職や僧侶に手書き・押印(おういん)してもらうことが可能です。一つ一つがユニークな書の芸術品で、とても思い出深い旅のお土産になります!

最後に、いくつかのアドバイス

  • 服装について:厳しい決まりはありませんが、清潔で少し改まった服装が望ましいです。露出(ろしゅつ)の多い服装は避けましょう。
  • 写真撮影について:ほとんどのエリアは撮影可能ですが、拝殿・本堂の内部や神像(しんぞう)・仏像(ぶつぞう)の撮影は通常禁止されています。標識(ひょうしき)に注意しましょう。また、熱心に参拝している人を邪魔しないようにしてください。
  • もしも順番を間違えてしまったら? 全く問題ありません!神様も仏様もとても寛大(かんだい)なのです。何よりも大切なのは、敬意と誠意(せいい)の気持ちです。リラックスして、そのプロセスを楽しんでくださいね!

このガイドが、皆様の神社・お寺巡りをよりスムーズで楽しいものにする助けとなれば幸いです。どうぞ素敵な旅を!

作成日時: 08-15 05:48:56更新日時: 08-15 11:09:32