はは、この質問は私もタロットを始めたばかりの頃に考えたことがあります。タロットをする人なら誰でも一度は思いつくことかもしれませんね!
結論から言いましょう。基本的にはできませんし、そうすることもお勧めしません。
これはタロットが「効かない」からではなく、あなたが使い方を間違っているからです。例を挙げれば理解できるでしょう。
タロットカードは、非常に賢明な人生の師や心理カウンセラーのようなものです。例えば「転職すべきか?」とか「彼との関係はまだ可能性があるのか?」といった悩みに直面したとき、この「師」はカードの象徴や物語を通して、あなたの内なる本当の気持ち、見えていない潜在的な機会やリスクを分析し、いくつかの助言や指針を与えてくれます。
しかし、あなたは心理カウンセラーに「ねえ、次の宝くじの番号は何?」とは尋ねないでしょう?それは彼の専門分野ではないからです。宝くじの番号は純粋な物理世界のランダムな出来事であり、あなたの個人的な成長、心理状態、人生の選択…といったタロットが得意とする分野とは全く別物なのです。
ですから、タロットで質問する際は、「具体的な答えをください」ではなく、「いくつかの指針や助言をください」という形にするのが最善です。
- 良くない質問の仕方: 「今回の宝くじの当選番号は何ですか?」
- より良い質問の仕方: 「最近の金運はどうですか?」 「どうすれば金銭状況を改善できますか?」 「娯楽として宝くじを買うことは、今の私のエネルギー状態にとって良いことですか?」
例えば、「どうすれば金銭状況を改善できますか?」と尋ねて、もし**【ペンタクル8】が出たなら、そのカードは「安易な儲け話ばかり考えず、地道に仕事のスキルを磨き、努力と専門性でお金を稼ぐのが正しい道だ」と伝えているのかもしれません。もし【運命の輪】**が出たなら、金運に転機が訪れることを意味するかもしれませんが、これも宝くじの当選を待つのではなく、訪れる機会を掴むように促しているのです。
要するに、タロットカードは「可能性」や「内面」を探求するためのツールであり、「絶対的な事実」を予測する機械ではありません。
タロットを、考えを整理し、インスピレーションや助言を与えてくれる賢い友人として捉え、万能な検索エンジンとしてではなく利用すれば、当選番号よりもはるかに価値のある助けを得られることに気づくでしょう。