タロットカードとは何ですか?

雪梅 徐
雪梅 徐
Oracle card reader and intuitive guide.

それは、自分自身と対話するための「絵のツール」だと考えてみてください。

タロットカードは全部で78枚あり、様々な人物、場面、シンボルが描かれています。これらは大きく二つの部分に分かれています。

  1. 22枚の「大アルカナ」:これらは物語の主人公のようなもので、人生における重要なテーマ、転換点、あるいは学ぶべき大きな教訓を表しています。例えば、「愚者」は新たな旅の始まりを、「世界」は一つの段階の円満な終わりを意味します。
  2. 56枚の「小アルカナ」:これらは日常生活における具体的な出来事、感情、課題を表すことが多いです。これらは四つの「スート」(ワンド、カップ、ソード、ペンタクル)に分かれており、それぞれ私たちの行動力、感情、思考、物質的な生活に対応しています。

では、一体どのように「占い」をするのでしょうか?

実は、多くの人が誤解しています。タロットカードは未来を予言する水晶玉ではなく、むしろ鏡のようなものです。

何か問題を抱えてカードを引くとき、あなたは「未来に何が起こるのか?」と尋ねているのではなく、むしろ「この件に関して、今の私の状態はどうなのか?」あるいは「私が見落としている側面は何だろうか?」と問いかけているのです。

カードの絵柄はあなたの連想や直感を刺激し、問題に対して新たな視点を与えてくれます。それは、あなたが潜在意識ではすでに知っているけれど、まだ整理できていないことを、絵を通して「語りかけて」くれるのです。カードを解釈するプロセスは、まるであなた自身が監督した短い物語を読み解くように、思考を整理し、現状を明確にし、より自分に合った選択をする手助けとなります。

ですから、あまり神秘的に考えすぎないでください。それは、自分自身をより深く理解し、インスピレーションやアドバイスを得るためのツールなのです。まるで、困ったときに友人と話すように。ただ、今回は「カードの知恵」と「あなた自身の内面」と対話する、というわけです。