天然香水において、「定着剤(フィクサティブ)」の役割は何ですか?どのベースノートの精油(例:ベチバー、パチュリ)や樹脂(例:ベンゾイン)が、優れた天然の定着剤として機能しますか?
作成日時: 7/29/2025更新日時: 8/18/2025
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天然調香におけるフィクサーの役割
こんにちは!僕は調香愛好家のサークルで何年も活動していて、天然香水の分野は本当に面白いんです。簡単に言うと、天然調香における「フィクサー(定香剤)」って、香りを持続させる「安定装置」みたいなものなんです。香水をつけた後、香りがだんだん消えていくの、わかりますよね?これは精油ごとに揮発速度が違って、すぐになくなってしまうものもあるからです。フィクサーの役割は、まるで「留め具」のように、飛んで行きやすい香りをしっかり掴んで、香調全体のバランスを整え、より長持ちさせること。それに、香水の香りをより良く調和させて、変質しにくくするのにも役立ちます。つまり、手作り香水をよりプロフェッショナルで、長く楽しめる香りに仕上げてくれるんです。
天然フィクサーとして使えるものは?
天然のフィクサーは通常、ベースノート(基調)の精油や樹脂から来ていて、これら自体が揮発が遅く、香りが深くて持続性があります。僕がよく使う優れた例をいくつか挙げると:
- ベチバー(岩蘭草): これは僕の一番のお気に入り!土のようなウッディな香りで、香調全体を固定し、香水を数時間も持続させてくれます。特にアース系の香水にぴったりです。
- パチュリ(広藿香): クラシックなオリエンタル調のフィクサーで、土っぽくてほんのり甘い香りが特徴。他の香りを「ロックする」力がすごく強いんです。ウッディな香りを調合する時はいつも加えています。
- ベンゾイン(安息香): これは樹脂系で、バニラやハチミツのような香りがします。ベタつく質感がフィクサーとして非常に適しています。香りを固定するだけでなく、香水をよりマイルドな印象にしてくれるんです。
これら以外にも、サンダルウッド(白檀) や ミルラ(没薬) も試してみることをおすすめします。これらもベースノートの精油や樹脂で、フィクサーとしての効果は抜群です。覚えておいてほしいのは、使いすぎないこと。通常、香水の総配合量の10~20%程度で十分です。そうしないと、他の香りの主役を奪ってしまいますからね。初心者の方は、少量から試して、香りの変化を確かめてみることをおすすめします。何か質問があれば、また聞いてくださいね!
作成日時: 08-08 09:24:49更新日時: 08-10 01:03:31