Vanya Lanka
Vanya Lanka
A researcher of Sri Lankan cuisine and local traditions for 5 years.
こんにちは!スリランカに写真を撮りに行くんですか?それは最高の選択ですね。「インド洋の涙」と呼ばれるその場所は、どこを撮っても絵葉書になりますよ。私も最近帰ってきたばかりなので、公式ガイドブックを何冊も読むよりずっと役立つ、実践的な経験をシェアしますね。
まず、スリランカで何を撮る?
ゾウや海ばかりを撮ると思わないでください。そこにはもっとたくさんの素晴らしいものがありますよ。
- 「スリランカの微笑み」: これは最も貴重な「特産品」です。地元の人々、大人も子供も、その瞳はとても純粋で、笑顔は非常に魅力的です。古都で、村で、あるいは道端で、興味を引かれる人を見かけたら、少し勇気を出して、まず笑顔を向け、それからカメラを指差してジェスチャーで尋ねてみてください。ほとんどの人が喜んで撮らせてくれます。撮り終わったら写真を見せてあげると、彼らはもっと嬉しそうに笑ってくれますよ。
- 山地茶園の「緑野仙踪(エメラルドシティ)」: キャンディからヌワラエリヤ、そしてエラへと続く道は、世界的に有名な高山茶園が広がっています。ぜひ一度「高山茶園列車」に乗ってみてください。列車のドアにぶら下がり(安全には注意!)、風を感じながら、目の前に広がる一面の緑の茶畑を撮れば、どんな写真も素晴らしい作品になります。茶園では、カラフルなサリーをまとった茶摘み女性を撮ることもできます。緑の背景に彼女たちの姿がひときわ映えますよ。
- 南部海岸の独特な風景:
- 高床式漁師(Stilt Fishermen): これは今やほとんど「パフォーマンス」となっており、観光客向けの写真撮影用です。漁師たちは海に立てられた棒の上に座り、釣りをしているふりをします。撮りたい場合は、いくらかお金を払う必要があります。一人あたり約500~1000ルピー(日本円で約250~500円)です。商業化されていますが、その光景は確かに象徴的で、夕日の中で撮ると特に美しいですよ。
- ゴール旧市街(Galle Fort): ここはオランダ植民地時代に築かれた要塞で、ヨーロッパの小さな町のような雰囲気があります。ゆっくり散策しながら、歴史を感じさせる城壁、灯台、白い小さな教会、そして趣のあるカフェや小さなお店を撮ると、とても素敵な写真が撮れます。
- 不思議な動物たち:
- ヤラ国立公園(Yala National Park): 野生動物を撮りたいなら、ここは必見です。ジープに乗って園内に入ると、ゾウ、水牛、クジャク、サルなどが撮れますし、運が良ければヒョウも見られます!望遠レンズを忘れずに持っていきましょう。ないと点にしか写りませんよ。
- ゾウの孤児院: ここではたくさんのゾウを間近で見ることができます。特に、群れをなして川で水浴びをする光景は壮観です。
- 神聖な宗教的雰囲気: スリランカは仏教国で、寺院が非常に多いです。例えばキャンディの仏歯寺は、金色の輝きを放ち、白い服を着た信者たちが蓮の花を捧げ、非常に敬虔な雰囲気に包まれています。寺院内部や信者を撮影する際は、光が少ないことが多いので、感度(ISO)を上げるか、大口径レンズを使うように注意してください。
撮影機材と準備、いくつか実践的なアドバイス:
- カメラ: スマホ、ミラーレス、一眼レフ、どれでも大丈夫です。大切なのは使い慣れていることです。しかし、野生動物を撮りたい場合や、遠くの茶摘み女性をクローズアップしたい場合は、望遠レンズ付きのカメラが大きなアドバンテージになります。
- レンズ: レンズ交換式のカメラをお持ちなら、2本のレンズを持っていくことを強くお勧めします:
- 広角/標準ズームレンズ(例:24-70mm):風景、人物、古都の撮影にこれ一本で対応できます。
- 望遠レンズ(例:70-200mm以上):これはスリランカでの「神アイテム」です!ヤラの動物、山頂の茶農家、海の高床式漁師を撮るにはこれが必要です。これがないと後悔しますよ。
- アクセサリー:
- 予備バッテリーとメモリーカード: 必ず多めに持っていきましょう!現地の美しい景色はシャッターを押し続けさせ、バッテリーとカードの消費はあっという間です。
- モバイルバッテリー: スマホだけでなく、USB充電に対応しているカメラもあるので、いざという時に役立ちます。
- レインカバー/防水バッグ: スリランカの天気は変わりやすく、突然雨が降ることもあります。大切なカメラをしっかり保護しましょう。
- レンズクロス: 海辺は湿度が高く、レンズが曇ったり塩分が付着したりしやすいので、こまめに拭きましょう。
最も重要!撮影マナーと注意事項!
これは必ず心に留めておいてください。そうしないとトラブルになったり、私たちの品位を疑われたりする可能性があります。
- 宗教を尊重する!宗教を尊重する!宗教を尊重する!
- 寺院に入る際は必ず靴を脱ぎ、キャミソールやショートパンツ/ミニスカート(膝上)は着用できません。大きなショールを自分で持っていくと、いつでも使えて便利です。
- 仏像に背を向けて自撮りするのは絶対にやめてください! これは非常に失礼な行為です。横向きで仏像と一緒に写真を撮ることはできますが、背中を向けてはいけません。地元の人々が見たら非常に怒ります。
- 僧侶、特に高僧を見かけたら、いきなり顔を撮るのはやめましょう。撮りたい場合は、まず笑顔で合図し、許可を得てください。女性は僧侶に触れてはいけません。
- 人を撮る前に声をかける: 地元の人々、特に高齢者や子供を撮る際は、まず笑顔を向け、ジェスチャーで許可を求めましょう。99%の人が同意してくれます。これは最も基本的な敬意です。こっそり撮るのは印象が良くありません。
- 「有料モデル」について: 先述の高床式漁師のように、観光地でサルを連れていたり、ヘビ使いをしている人々もいます。彼らが自ら撮影を促してきたら、撮り終わった後にお金を要求されます。撮影前にそのことを理解しておき、撮りたいなら小銭を用意し、撮りたくないなら笑顔で手を振って立ち去りましょう。
- ドローンには注意: スリランカではドローンの規制が非常に厳しいです。宗教施設(仏歯寺、シーギリヤロックなど)、政府庁舎、軍事区域付近では飛行が固く禁じられています。もしどうしても持っていきたい場合は、事前にスリランカ民間航空局の最新規定を確認し、目立たないように飛行させてください。さもないと没収されたり罰金を科されたりして、元も子もなくなります。
- 安全に注意: 人混みの場所、例えば市場や駅では、カメラバッグをしっかり管理しましょう。高価な機材をむやみに外に出さないでください。「ぶら下がり列車」に乗る際は、必ずしっかりと掴まり、行き交う車両やトンネルに注意してください。
要するに一言:敬意を持って美を発見すれば、あなたのレンズには真の魂が宿るでしょう。
スリランカで素敵な写真をたくさん撮って、楽しい旅をしてくださいね!