異なるステーブルコイン間の為替レートが1:1でないのはなぜですか?ここに裁定取引の機会はありますか?
作成日時: 8/6/2025更新日時: 8/18/2025
回答 (1)
えっ、ステーブルコイン同士の為替レートが1:1じゃない理由?実はよくある話なんです、簡単に説明しますね
仮想通貨を数年触ってきて、ステーブルコインでも失敗をたくさん経験しました。USDT、USDC、DAIといったステーブルコインは本来1:1で米ドルにペッグされているはずですよね?つまり1ステーブルコイン=1米ドルという意味です。でも現実には、これらを交換する際にレートが少しズレることがあります。例えば1 USDTが0.998 USDCになったり、その逆で高くなったり。これはバグではなく、市場の正常な現象なんです。以下で理由とアービトラージ(裁定取引)の可能性について順を追って説明します。
まず厳密に1:1にならない理由
- 需給関係の影響: 各ステーブルコインの発行元は異なります(USDTはTether社、USDCはCircle社、DAIは分散型のMakerDAO)。市場の需要と供給は常に均衡しているわけではありません。例えば、多くの人が突然USDTでビットコインを買いたい場合、USDTの需要が高まり、価格が1.001ドルまで微増する可能性があります。逆にUSDTが売られれば0.999ドルまで下落することも。こうして異なるステーブルコイン間に小さな差が生まれます。
- 流動性の問題: 取引所やDeFiプラットフォームでは、特定のステーブルコインの取引プール(例:Uniswapの流動性プール)で資金バランスが崩れることがあります。プール規模が小さい場合、大口取引が価格を押し上げたり押し下げたりし、1:1からの乖離を招きます。
- 外部要因: 規制ニュース、市場パニック、ブロックチェーン渋滞(例:イーサリアムのGas代高騰)も影響します。2022年にTerraのUSTが暴落した際、他のステーブルコインも連鎖的に変動し、皆がUSDCに殺到したためUSDTが一時安くなったのが典型例です。
- ペッグ手法の違い: USDTとUSDCは中央集権型で準備金による裏付けあり。DAIは過剰担保型(ETHなどの資産で担保)。こうした仕組みは極端な状況下で小幅な価格変動を許容しますが、通常はアービトラージ(裁定取引)によって迅速に1:1に回帰します。
要するに設計上の問題ではなく、市場のダイナミクスが原因です。乖離幅は通常数セント程度ですが、敏感な人は気付くレベルです。
アービトラージの機会は?あるけど楽観は禁物
はい、絶対にアービトラージの余地はあります!「ステーブルコインアービトラージ」と呼ばれ、私自身も何度か試しました。基本は:AコインがBコインより割安な時、Aを買ってBに交換し、別の場所で逆の取引をして差益を得るのです。
- 簡単な例: Binanceで1 USDT = 0.998 USDC(USDTが割安)の場合。BinanceでUSDTを購入→Coinbase(1:1レートの場所)に送金→USDCに売却→米ドル等他通貨に交換。理論上は1USDTあたり0.002ドルの利益。ただし実際には:
- 手数料が利益を食う: 送金手数料、取引手数料、Gas代(クロスチェーン時)で微差が消えます。特に少額ではほぼ割に合いません。
- 時間とスリッページ: 市場は急速に変化するため、操作中にレートが変動します。大口注文は「スリッページ」(価格滑り)を起こし、実勢価格が悪化します。
- リスク軽視不可: ステーブルコインは100%安定ではなく、USDTは過去にブラックスワン事象(準備金疑惑)がありました。取引所倒産や資金凍結などのプラットフォームリスクも。前回私が試した時は小銭を稼げましたが、送金に半日かかり危うく赤字になるところでした。
初心者は少額から始め、UniswapやCurveといったDeFiプラットフォーム(専用のステーブルコイン交換プールがあり効率的)で試すのがおすすめです。ただしアービトラージは寝てても稼げる話ではなく、相場監視・手数料計算・分析ツール(例:Dune Analyticsでのデータ確認)の知識が必要です。
結論として、特に大口投資家がボットで自動化すれば十分稼げる機会です。しかし一般人の場合は学習の場と捉え、全力投入は避けましょう。具体的に知りたいステーブルコインがあれば、また聞いてください!
作成日時: 08-06 13:21:12更新日時: 08-09 22:32:35