富士山登山には「保全協力金」の支払いが必要ですか?この費用は何に使われますか?
作成日時: 8/14/2025更新日時: 8/18/2025
回答 (1)
こんにちは!富士山登山の費用について、しっかりご説明します。わかりやすくまとめますね。
富士山登山で「保全協力金」は必要ですか?
簡単に言うと:支払いが強く推奨されていますが、義務ではありません。
"気持ちとしての寄付"と考えてください。登山口(例:最も人気の吉田ルート五合目)から出発する際、係員がいて、笑顔でこの費用の支払いを提案してくれます。
- 金額:通常 1,000円/人。
- 性質:任意の寄付。支払うとお礼を言われ、木製の記念プレートやバッジなどの小さな記念品(お土産)がもらえます。登山の良い思い出になります。支払わなくても、登山を止められることはありません。
- 私のアドバイス:ほぼすべての登山者が支払います。これは単なるお金の問題ではなく、富士山の環境保護と登山の安全への支援と協力の気持ちを示すものです。
(イメージ:支払い後によくもらえる小さな木札)
「保全協力金」は何に使われるの?
この1,000円は無駄にはなりません。主に以下の3つの重要な分野に使われ、私たち登山者の体験に直結しています。
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環境保護(これがメイン!)
- トイレの維持管理:富士山には下水道がありません。山頂や山小屋のトイレは、高価な維持・清掃コストがかかる特殊なバイオトイレです。皆さんが払うお金の多くは、山で清潔なトイレを使用できるようにするために使われます。
- ごみ処理:登山者が出すごみの処理や汚水の浄化、富士山の清掃活動。
- 自然保護:登山道の整備、土壌流失の防止、富士山特有の動植物生態系の保護。
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登山者の安全対策
- 救護所の運営:登山シーズン中、山上に臨時の救護所を設置し、体調不良者やケガ人の救護にあたります。
- 安全指導・監視:安全指導員(多くは外国語対応可)が登山道を巡回し、アドバイスを行い、危険な行動(休憩なしで夜通し登る「弾丸登山」など)を注意喚起します。
- 標識・安全設備:特に夜間や悪天候時に重要となる、分かりやすい道標(ルート標識)、看板、安全用ロープの維持管理。
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登山情報提供
- 多言語(英語等)対応の登山マップや安全ハンドブックの作成、最新の天候・登山道状況をウェブサイトやSNSで発信。
⚠️ 重要なお知らせ:2024年夏からの新制度!
2024年夏から、上記の1,000円の「保全協力金」に加え、最も人気のある吉田ルートで登山する場合、新たな費用の支払いが義務付けられます。
- 費用名:通行料金(Toll)
- 適用ルート:山梨県側の吉田ルートのみ
- 金額:2,000円/人
- 性質:強制徴収。吉田ルート五合目登山口にゲートが設置され、支払わないと登山道に入れません。
- 目的:登山者数の規制(1日あたり最大4,000人)、過密状態の緩和、安全管理のさらなる強化が主な目的です。
まとめ:
つまり、2024年夏以降の富士山登山の費用は以下の通りです:
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吉田ルートの場合:
- 2,000円 (強制: 通行料金) + 1,000円 (任意: 保全協力金) = 合計3,000円を用意することをおすすめします。
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その他3ルート (須走、御殿場、富士宮ルート) の場合:
- 現状では 1,000円 (任意: 保全協力金) のみです。
これでおわかりいただけたでしょうか!お金はかかりますが、富士山の美しい景色と安全な環境を将来にわたって守り、次の世代も楽しめるようにするためだと思うと、お金を払う価値が感じられますよね?
登山が安全で順調であることをお祈りします!安全を最優先に!
作成日時: 08-14 09:22:24更新日時: 08-14 15:38:53