こんにちは、この問題は私もタロットカードを始めたばかりの頃、ずっと悩んでいました。多くの初心者の方が同じ疑問を抱くことでしょう。私の経験と見解は、できるだけ避けるべき、少なくとも短期間では避けるべき、というものです。
こう言うと少し断定的かもしれませんが、例を挙げればご理解いただけるでしょう。考えてみてください、タロット占いはまるで賢明な年長者に教えを請うようなものです。あなたが初めて心から尋ね、その方も真摯な導きを与えてくれました。しかし、その答えが気に入らなかったり、まだ不安が残ったりして、1、2時間後にまた同じことを尋ねに行ったらどうでしょう?その年長者はどう思うでしょうか?「私を信用していないのか?それとも私の話を全く聞いていなかったのか?ただ聞きたい答えだけを求めているだけではないのか?」と。その時、その方はもう明確な導きを与えてくれなくなるかもしれません。あるいは、曖昧であなたをさらに混乱させるような答えを返したり、あるいは沈黙してしまうかもしれません。
タロットカードも同じです。それは標準的な答えを導き出す科学的な道具ではなく、むしろ鏡のようなものです。あなたの現在の状態、エネルギー、そしてその状態に基づいて最も可能性のある未来の傾向を映し出します。
同じ質問を繰り返し尋ねると、いくつかのことが起こります。
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エネルギーが混乱する: 初めて尋ねた時、あなたの心境は比較的純粋です。しかし、2回目、3回目と尋ねるうちに、あなたの心境には不安、疑念、不満、そして「そんなはずはない」という執着が混じり始めます。これらの混乱したエネルギーはカードの展開を妨げ、引かれたカードも混乱し、矛盾し、さらには論理的でなくなってしまいます。最終的に解釈される結果は、問題そのものではなく、「答えを早く知りたい」というあなたの焦燥感を反映したものになってしまいます。
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導きへの敬意を失う: 占いは潜在意識と宇宙のエネルギーを繋ぐ方法であり、信頼と敬意の態度が必要です。繰り返し質問することは、本質的に不信感の表れです。あなたはタロットカード(そして実際には自分自身の心)に「最初の答えを信じない」と伝えていることになります。こうなると、あなたとカードとの繋がりは弱まってしまいます。
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「答え探し」の誤解に陥る: 多くの人が繰り返しカードを引くのは、実は自分が納得できる結果を「探し出す」ためです。例えば、「私たちは復縁できますか?」と尋ねて、最初に悪いカードが出たら納得できず、もう一度引き、カップの2や恋人のカードが出るまでやめない、といった具合です。これはもはや占いではなく、単なる心理的な慰めを求めているだけであり、自分を欺いているに過ぎず、実際の問題解決には何の役にも立ちません。
では、いつなら再び尋ねても良いのでしょうか? もちろん、一つの質問を一生に一度しかしてはいけないというわけではありません。重要なのは、「状況に大きな変化があったかどうか」です。
- 時間の経過: 物事には発展し、熟成する時間が必要です。例えば、恋愛の質問をした場合、少なくとも数週間から1、2ヶ月待って、何らかの新しい進展があった後に再び尋ねるのが適切でしょう。
- 行動を起こした: 最初の占いの後、あなたが導きに従って何らかの努力や変化を起こした場合です。その場合、しばらく経ってから「XXXという努力をした後、現在の状況はどうなっていますか?」と再び尋ねることができます。これは前提条件が変わっているため、新しい質問となります。
- 別の角度から尋ねる: もし、どうしても一つの問題が心から離れないのであれば、別の尋ね方を試してみてください。「彼は私のもとに戻ってきますか?」といった受動的な質問ではなく、「現在の恋愛の困難から抜け出すために、私はどのように自分を向上させるべきですか?」、あるいは「この関係において、私が学ぶべき課題は何ですか?」と尋ねることができます。焦点を他人から自分自身に戻し、「~だろうか」という予測的な質問から、「どうすべきか」という指導的な質問に変えるのです。このような質問の仕方は、より建設的です。
私の提案をまとめると: 最初の占いを信じてください。それはその時点での最も明確なエネルギーの反映です。たとえその情報が今すぐには気に入らなくても、時間をかけて理解し、消化してください。人生に少し時間を与え、自分自身にも少しスペースを与えましょう。あなた自身、あるいは物事自体に新しい変化があった時に、改めて新しい導きを求めることで、タロットカードはあなたをより良く助けてくれるでしょう。