スリランカの雨季はいつですか、また、どの地域が多雨ですか?

Immo Täsche
Immo Täsche
Wildlife enthusiast and photographer with extensive travels across Sri Lanka.

ハロー!スリランカの雨季については、旅行前に最も理解しておくべきことですが、心配はいりません、実はとてもシンプルです。

スリランカは、2種類のモンスーンが交互に「世話をする」小さな島だと簡単に想像できます。そのため、雨季は全国一律ではなく、「東は晴れ、西は雨」といった感じです。

これら2種類のモンスーンがもたらす雨季について、それぞれ説明します。

1. 南西モンスーン雨季 (Yala Monsoon)

  • 時期: だいたい 5月から9月 です。
  • 影響地域: これは、私たちが最もよく訪れる地域に影響する雨季です。主に 南西沿岸部中央山岳地帯 に集中します。
    • 具体的な都市: 首都コロンボ、ネゴンボ(空港所在地)、南部の海岸沿いの町ゴール、ミリッサ、ウナワトゥナ、そして山岳地帯のキャンディ、ヌワラエリヤ、エッラなどが含まれます。
  • 雨の様子: この時期の雨は、通常、降り続く小雨ではありません。むしろ、突然降ってきてすぐに止むスコールや雷雨が多く、午前中は快晴でも午後にはザーッと降り、その後また晴れることがあります。空気は非常に湿気が多く蒸し暑くなります。そのため、この時期にこれらの地域を訪れても、毎日ホテルにこもりっきりになるわけではなく、旅程をより柔軟にする必要があります。

2. 北東モンスーン雨季 (Maha Monsoon)

  • 時期: だいたい 10月から翌年1月 です。
  • 影響地域: この雨季は主に 北東部地域東海岸 に影響します。
    • 具体的な都市: 東海岸のトリンコマリー、アルーガムベイ(サーフィンの聖地)、そして北部のジャフナや「文化三角地帯」(アヌラーダプラ、ポロンナルワなどの古都)などが含まれます。
  • 雨の様子: このモンスーンがもたらす雨は、通常、南西モンスーンよりも多く、時には波も高くなることがあります。そのため、この時期は東海岸でのビーチアクティビティが大きく影響を受ける可能性があります。

簡単な旅行計画のまとめ:

この「逆転の法則」を覚えておくと良いでしょう。

  • 南部と西部で海を楽しんだり、中央山岳地帯で列車に乗ったりしたい場合(12月~翌年3月がベストシーズン): この時期は南西部と山岳地帯が乾季で、天候は晴れやかで日差しも明るく、旅行に最適です。一方、東海岸は雨季に入っています。

  • 東海岸で海を楽しんだり、サーフィンをしたり、北部の古都を探索したりしたい場合(5月~9月がベストシーズン): この時期は東海岸が乾季で、波も穏やかで天候も最高です。一方、おなじみの南西部と山岳地帯は雨季に入ります。

特別な移行期間の月が2つあります:4月と10月~11月。

これらの月はモンスーンが切り替わる時期で、天候が不安定になり、島全体で午後の雷雨が発生する可能性があります。この時期に訪れる場合は、傘が必需品となり、いつでも雨が降る可能性があると心構えをしておけば大丈夫です。

最後のちょっとしたアドバイス:

「雨季」という言葉に完全に怯えないでください。スリランカの雨季は、国内の他の地域のように何日も降り続くことはなく、多くの場合、短いスコールで、雨上がりの空気は清々しく、虹が見えることさえあります。適切な時期と地域を選べば、あるいは「半分晴れ、半分雨」という体験を受け入れれば、スリランカはいつ訪れても独自の魅力があります。楽しい旅を!