到着後14日以内に市・区役所でどのような手続きを行う必要がありますか?(例:住所登録、国民健康保険加入)
作成日時: 8/11/2025更新日時: 8/17/2025
回答 (1)
こんにちは!日本へようこそ!確かに到着直後はやることがたくさんありますが、市区役所が最初のステップです。しかも14日以内に手続きを完了させる必要があります。ご安心ください、複雑なことではありません。順を追って説明しますので、読み終わる頃にはきっと理解できるはずです。
基本的に、あなたが行うべき核心的な手続きは大きく分けて2つです。その他の手続きは、この2つが基盤となります。
ステップ1 (最重要!):住所登録 (転入届)
これは日本に到着後、すべての手続きの「最初の関門」であり、最も重要なステップです。これがなければ、その後のことは何も進みません。簡単に言えば、政府に自分がどこに住んでいるかを届け出ることです。
- いつまでに?
- 住む場所を見つけ、鍵を受け取った後、14日以内に必ず行ってください。
- どこで?
- 住む区の「区役所 (Kuyakusho)」または市の「市役所 (Shiyakusho)」。
- 必要なものは?
- パスポート
- 在留カード: 空港の入国審査で渡されたカードです。非常に重要!
- (家族と一緒の場合)結婚証明書や出生証明書など、家族関係を証明する書類(日本語または英語の翻訳文があると望ましい)。
- 手続きの流れは?
- 役所に着いたら、「住民異動届」や「戸籍住民課」などの窓口を探してください。見つからない場合は、職員に「転入届(てんにゅうとどけ)はどこでしょうか?」と直接尋ねてください。
- 職員から「転入届」という用紙を渡されます。見本を参考に、新しい住所、氏名、生年月日などの情報を記入してください。
- 記入した用紙と在留カード、パスポートを職員に提出してください。
- 手続き後は?
- 職員があなたの在留カードの裏面に、新しい住所を漢字で印字します。受け取ったら必ず住所が正しいか確認してください!この住所が記載されて初めて、在留カードが「有効」になります。
ポイント: このステップは、その後のすべての手続きの基礎となります。銀行口座開設、携帯電話契約、保険加入… どれも在留カードに住所が記載されていることが必要です。ですから、到着後の最優先タスクです!
ステップ2:国民健康保険への加入 (国民健康保険)
日本は国民皆保険制度の国です。3ヶ月以上の在留資格を持つ人は、必ず加入しなければなりません。あなた自身の保障にもなります。
- なぜ必須なのか?
- 法律で加入が義務付けられています。
- これがあると、日本で医療機関を受診したり薬を購入したりする際に、自己負担はたったの30% で済みます。残りの70%は政府が負担します。保険がないと、風邪を診てもらうだけでも数千円、場合によっては1万円以上かかることもあります。
- いつまでに?
- ステップ1の住所登録が終わったら、すぐに手続きを! 通常、同じ役所の建物内の別の窓口で行います。
- 必要なものは?
- 住所が印字されたばかりの在留カード
- パスポート
- マイナンバー (個人番号): 個人番号通知カードがすでに届いている場合は持参してください。まだの場合は、その場で対応してもらえます。
- 手続きの流れは?
- 「国民健康保険 (Kokumin Kenko Hoken)」の窓口を探してください。
- 同様に用紙に記入します。職員があなたの状況に基づいて保険料を計算します。日本に来たばかりで収入がない場合、保険料は最低額になるので負担は大きくありません。
- 手続き後は?
- その場で、または数週間以内に、「国民健康保険被保険者証」(保険証)が届きます。これがあなたの医療保険カードです。今後、病院や薬局に行く際は、必ず持参するようにしてください。
- その後は毎月納付書が届きますので、コンビニや銀行で期日までに支払ってください。
状況に応じて同時に手続きが必要な場合
上記2つの手続きを行う際、あなたの状況によっては、他の窓口を案内されることがあります。
1. 国民年金 (国民年金)
- これは何? 日本の公的年金制度です。
- 誰が対象? 日本に住む20歳から59歳のすべての人(外国人を含む)に加入義務があります。
- どう手続きする? 通常、国民健康保険の手続きの際に、職員が一緒に対応してくれます。
- 重要な注意点!
- 学生や日本に来たばかりで収入が少ない人は、「保険料免除・納付猶予制度」 を申請できます。必ず職員に「学生納付特例(がくせいのうふとくれい)」や「免除(めんじょ)・猶予(ゆうよ)制度」について尋ねてください!申請が認められれば、一時的に保険料を払わなくても、または少ない額で済み、かつ未納扱いになりません。将来のためにも非常に有益です。
2. マイナンバー (My Number / マイナンバー)
- これは何? 日本におけるあなた専用の12桁の個人識別番号です。非常に重要で、日本の住民票コードや身分証明番号のようなものです。保険、税金、将来の就職などに必要です。
- どうやって取得する? 住所登録が完了すると、この番号が自動的に割り振られます。約2~3週間後、「個人番号通知カード」という書留郵便が自宅に届きます。
- あなたがすることは?
- 役所で、職員が関連情報を確認する場合があります。
- その通知書が届いたら、大切に保管してください! むやみに他人に番号を教えないでください。
まとめ:役所での手続きの流れとチェックリスト
手続きの流れを一言で: まず【住民課】で住所登録(転入届)→ 次に【保険年金課】で健康保険と年金の手続き。
出かける前に持っていくものを確認:
- 在留カード (原本)
- パスポート (原本)
- お金 (手続き自体は無料ですが、念のため)
- 日本の住所とアパートの情報 (携帯電話にメモするか紙に書いておき、記入時に使います)
- 認印 (はんこ) (持っていれば持参。多くの場面で使えます。ない場合はサインでも可)
最後のアドバイス:
- なるべく平日の午前中に行くと、比較的空いています。
- 役所は混雑していて、手続きに時間がかかることもあります(1~2時間待つことも)。モバイルバッテリーと忍耐力を持参しましょう。
- 言葉が通じなくても心配無用です。職員は経験豊富です。翻訳アプリやジェスチャーを交えれば、あなたが何をしたいか理解してくれます。
これらをクリアすれば、日本での正式な「生活の基盤」が整ったことになります!すべてが順調に進みますように!
作成日時: 08-11 12:27:10更新日時: 08-12 02:32:50