ニュージーランドへようこそ!到着したばかりで、少しワクワクしながらも戸惑っていますよね?ご心配なく。まずはこの3つの最優先事項を片付ければ、残りの生活はスムーズに進みますよ。これら3つは、ニュージーランドでの「初心者向けキット」のようなもので、どれも欠かせませんし、手続きの順序も間違えないようにしましょう。
ニュージーランド到着後、最優先の3つのタスク
私の経験からすると、最適な手続きの順序は、携帯電話のSIMカード → 銀行口座開設 → 納税者番号 (IRDナンバー) の申請です。なぜこの順序かというと、銀行口座を開設するには現地の携帯電話番号が必要で、納税者番号を申請するには銀行口座情報が必要だからです。すべてが連鎖しています。
1. 携帯電話のSIMカードを契約し、常にオンラインに (Get a SIM Card)
これこそが、到着後最初にすべきことです。ニュージーランドでは、家主への連絡、仕事探し、銀行手続きなど、すべてにおいて現地の携帯電話番号が必要です。そうでなければ、無料Wi-Fiを探してさまようことになり、非常に不便です。
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なぜ重要か?
- 連絡の必需品:外部との連絡や、様々な認証コードの受信に便利です。
- 後の手続きの基盤:銀行口座開設時に現地の携帯電話番号の提示が求められます。
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どうすればよいか?
- 場所:空港、大手スーパーマーケット(Pak'nSave, Countdown, New World)、コンビニエンスストア、または通信事業者の実店舗で購入できます。
- 必要書類:通常、身分証明のためにパスポートがあれば十分です。
- 主要な通信事業者:
- Spark:最も広い電波カバー範囲を誇り、特に地方では強いですが、料金は少し高めです。
- One NZ (旧Vodafone):電波と通信速度ともに申し分なく、プランの選択肢も豊富です。
- 2degrees:コストパフォーマンスが高く、都市部での電波状況も良好で、多くの若者に選ばれています。
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アドバイス (My Advice):
- まずはプリペイド (Prepay) プランを購入して一時的に利用し、すぐに開通して手続きも簡単です。落ち着いて、自分のデータ使用量や通話ニーズが分かったら、よりお得な月額プラン (On Account / Pay Monthly) を検討しましょう。
2. 銀行口座の開設、お金の保管場所 (Open a Bank Account)
携帯電話番号を手に入れたら、次のステップは「お金の保管場所」を確保することです。ニュージーランドの銀行口座がなければ、給料を受け取れず、家賃や公共料金(多くは銀行振込が必要です)を支払えず、生活が非常に不便になります。
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なぜ重要か?
- 給料の受け取り:会社からの給料はすべて銀行口座に直接振り込まれます。
- 日常生活の支払い:ニュージーランドでは電子決済が非常に普及しており、現地のデビットカード(Debit Card)があると格段に便利です。
- 納税者番号申請の前提:IRD納税者番号を申請するには、有効なニュージーランドの銀行口座を提供する必要があります。
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どうすればよいか?
- 主要銀行:ANZ, ASB, BNZ, Kiwibank, Westpac が主要な選択肢で、サービス内容はほぼ同じです。
- 手続きの流れ:
- オンライン申請:まず、銀行の公式サイトでオンライン申請フォームに記入します。
- 面談の予約:提出後、銀行から連絡が来て、店舗で本人確認を完了するための時間を予約します。
- 必要書類:
- パスポートとビザ
- ニュージーランド現地の携帯電話番号
- 住所証明 (Proof of Address):これが最も重要で、やっかいなステップです!到着したばかりだとまだ持っていないかもしれません。賃貸契約書、公共料金の請求書、または雇用主/学校からの証明書などが利用できます。
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アドバイス (My Advice):
- 事前に日本からオンライン申請することを強くお勧めします! 多くの銀行は海外からの申請者が先にオンラインで口座を開設することを許可しており、ニュージーランド到着後に支店でアクティベーションするだけで済みます。これにより大幅な時間短縮になります。
- 「住所証明」については、「卵が先か鶏が先か」という問題です。銀行の担当者と相談してみましょう。場合によっては、一時的に滞在しているホテルやAirbnbの予約確認書を受け入れてくれることもあります(必ずしも成功するとは限りません)。最も確実なのは、できるだけ早く賃貸契約を結ぶことです。
3. 納税者番号の申請、合法的な労働者になる (Apply for an IRD Number)
IRDナンバー(内国歳入庁番号)は、あなたの個人納税者番号です。ニュージーランドで働いて収入を得る場合、この番号が必須です。これがなければ、雇用主は最高の「納税者番号なし」税率(最大45%)で税金を源泉徴収しなければならず、非常にもったいないです!
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なぜ重要か?
- 合法的に働くための証明:雇用主は給料を支払う前にあなたのIRD番号を必要とします。
- 正しい納税:正しい税率で納税されていることを確認し、過払いになるのを防ぎます。
- 税金の還付と福利厚生:年末の税金還付や政府の福利厚生を申請する際にもこの番号が必要です。
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どうすればよいか?
- オンライン申請:これが最も速く便利な方法です。内国歳入庁のウェブサイトで直接オンライン申請をします。
- 必要書類:
- パスポートとビザの情報
- 有効なニュージーランドの銀行口座(これがあるから、銀行口座開設後にこれを申請するのです)
- あなたの日本の納税者番号(必須ではありませんが、あれば提供するのが望ましいです)
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アドバイス (My Advice):
- 申請後、IRD部門はあなたの納税者番号の通知書をあなたが提供した住所に郵送します。しかし、雇用主に急いで伝えたい場合は、通常、申請が成功してから数営業日以内にIRDのカスタマーサービスに電話して、事前にあなたの番号を教えてもらうことができます。
流れをまとめると
というわけで、全体の手順は非常に明確です。
📱 携帯電話のSIMカードを契約 → 🏦 携帯電話番号と身分証を持って銀行口座を開設 → 🧾 銀行口座情報を使ってIRD納税者番号を申請
これら3つをクリアすれば、あなたはニュージーランドでの新しい生活を本格的にスタートさせたことになります!すべてが順調に進むことを願っています!