ニュージーランドの銀行口座を事前にオンラインで開設する必要はありますか?

David Guillaume-Salmon
David Guillaume-Salmon
Former professional chef, now a New Zealand resident. | 前职业厨师,现新西兰居民。

こんにちは。ニュージーランド国外で事前に銀行口座を開設するかどうかについて、経験者としてお話ししましょう。

私のアドバイスを一言でまとめると:強くおすすめしますが、必須ではありません。

つまり、オンラインでこれを済ませておくことは、生活、留学、仕事のためにニュージーランドへ行くほとんどの人にとって、わずかな手間を大きく上回るメリットがあります。

なぜ「強くおすすめ」するのか?

考えてみてください。ニュージーランドに到着する前に、自分自身の銀行口座がもうあるんです。これはとても安心感がありますよね。具体的には、以下のような確かな利点があります:

  1. 生活費の送金が便利、安全!

    • これが最も重要な点です。一年分の学費や生活費など、多額のお金を事前に国内の銀行口座からニュージーランドドルに換えて、このニュージーランドの口座に直接送金できます。こうすれば多額の現金を持ち歩くリスクを避けられ、空港に降り立った時に安心できます。
  2. ビザ要件を満たし、安心!

    • 特に留学生にとっては、ビザ管轄官がニュージーランドでの生活に十分な資金があることを証明するよう要求することがよくあります。もし既にニュージーランドの銀行口座を持っていて、そこに資金があれば、これは非常に説得力のある証明になります。
  3. 到着後の負担が減る、余裕ができる!

    • ニュージーランドに着いたばかりの頃は、SIMカードの契約、部屋探し、国税番号(IRDナンバー)の申請など、やることが山積みです。銀行口座という大きなタスクを事前に完了させておけば、到着後は銀行の支店で口座をアクティベート(対面認証)してキャッシュカード(EFTPOSカード)を受け取る時間を設けるだけで済みます。すぐにカード決済や家賃の支払いができるので、格段に余裕が生まれますね!
  4. 理想的な為替レートを事前に確保、節約!

    • ニュージーランドドルの為替レートを前もって観察し、良いタイミングで外貨両替や送金ができるので、かなりの節約になる可能性もあります!

事前口座開設の「少し面倒な点」とは?

もちろん、物事には両面あります。事前口座開設でも、以下の点を理解しておく必要があります。そうすれば、いざという時に慌てなくて済みます。

  • 口座は「完全体」ではない オンライン申請で開設できるのは「仮口座」です。お金を入金することはできますが、引き出したり使ったりはできません。パスポート、ビザ、住所証明書を持参して、選んだ銀行の支店で対面での本人確認(アクティベート) を受けなければなりません。アクティベート後、キャッシュカード(EFTPOSカード)を受け取り、初めて口座が完全に利用可能になります。

  • 「住所証明」がハードルになりやすい 多くの新規居住者が直面する「悪循環」があります。銀行のアクティベートには住所証明が要りますが、賃貸契約を結ぶためには銀行口座が要る場合があります。心配無用です。解決策はいくつかあります:

    • 学生の方: 通常、学校が名前と学校が割り当てた宿泊先住所が記載された証明書を発行します。これで銀行は住所を確認できます。
    • 就労ビザの方: 雇用主に雇用証明書(名前と会社住所が記載)を発行してもらいましょう(銀行によってはこれを一時的な住所として受け入れることがあります)。
    • 共通の方法: もし知人宅や長期滞在型Airbnbなどにまず滞在する場合は、大家さんと相談して、その住所で銀行から郵便物(例:銀行明細書の案内など)を受け取り、それを証明書として使えます。受け入れ可能な住所証明の種類については、事前に選んだ銀行に確認するのがベストです。
  • 期間制限がある 通常、銀行は時間枠を設けます。例えば口座承認日から90日以内にニュージーランドに入国し、アクティベートを完了する必要があるなどです。あまり早く申請しすぎず、出発時期を見計らって申請しましょう。

まとめ

事前開設を最も強くおすすめするのは?

  • 留学生: ほぼ必須。ビザ手続きや学費の送金に便利です。
  • 新移民/就労ビザ保持者: 強く推奨。到着後の生活を格段に楽に始められます。

事前開設が必須でない人は?

  • 短期旅行者: 全く不要です。国内の国際キャッシュカードや少額の現金で十分です。
  • ニュージーランドに家族や親友がいる人: 滞在初期の世話をしてくれる人がいれば、最初のお金はその方に預け、自分が落ち着いてから銀行で口座開設しても問題ありません。

ちょっとしたアドバイス

  • どの銀行を選ぶ? ニュージーランドの主要銀行はANZ、ASB、BNZ、Westpac、Kiwibankなどです。サービス内容は大きな差はありませんので、ウェブサイトを見てインターフェースが使いやすそう、手続きが簡単そうな所を選ぶと良いでしょう。ANZとBNZは中国語サポートが比較的充実しています。
  • 予約を忘れずに! 到着後、銀行へアクティベートに行く前に、銀行の公式サイトで事前に予約することを強くお勧めします。特にオークランドやウェリントンなどの大都市では、予約なしで飛び込んだ場合、長い列に並んだり、当日中に手続きが完了しないこともあります。予約すれば時間と労力を節約できます。

この情報がお役に立てば幸いです!ニュージーランドでの新しい生活が素晴らしいものとなりますように!