ニュージーランドへの入国前に、充分な初期移住資金はどのくらい必要ですか?

Sara Griffin
Sara Griffin
Healthcare professional with New Zealand immigration experience. | 拥有新西兰移民经验的医疗专业人士。

おい、友よ!この質問を見たら、もうすぐ移住するんだなってわかるよ、おめでとう!これは本当に良い質問で、俺も昔すごく悩んだんだ。役所が言うことと実際にかかるお金は、結構違うことが多い。整理して説明するから、だいたいの見当をつけられるようにするね。

簡単に言うと、これには決まった答えはないんだ。完全に君の家族構成、行こうとしている都市、そして望む生活の質による。でも、カテゴリー別にざっと計算してみよう。

政府の要件 vs 現実の生活

まず、移民局が求める資金証明は、「入場券代」だと理解してほしい。ビザを取得するための要件だからね。技術移民だと、一定の創業・安家資金の証明が必要な場合がある。でも、この金額が実際に生活に十分ってわけじゃない。ニュージーランドでは、特に着いてから仕事が見つかるまでの最初の数ヶ月は、お金のかかる場所がたくさんある。

**俺の一番のアドバイスは:政府の要件をベースに、多いに越したことはない。**お金を十分持っていけば、着いてからの心持ちが全然違う。細かいお金のことでイライラせずに、仕事探しや新しい環境への適応に集中できる。


安家費は結局どこに消える?(最初の3大出費)

最初に用意する資金は、主に以下の大きな出費項目(これらを"最初の三本矢"、費用が重くのしかかってくると思ってくれ)に費やされることになる。

1. 住居(大大大項目)

ここが最も大きな出費だ。ニュージーランドで賃貸契約する場合、通常以下が必要:

  • 保証金 (Bond): 通常、家賃4週間分。このお金は政府の指定機関に預けられ、退去時に問題がなければ返金される。
  • 家賃前払い (Rent in advance): 通常、家賃1~2週間分。

つまり、一つの物件を借りるためには、家賃5〜6週間分を一括で支払う必要がある

都市別に例を出そう(一般的な2ベッドルームフラットの場合):

  • オークランド: 家賃が最も高く、週間で約$650~$800 NZD。物件を借りるための初期費用は$700 * 5 = $3,500 NZD程度になる。
  • ウェリントン/クライストチャーチなどの他の主要都市: 家賃は少し安く、週間約$550~$700 NZD。初期費用は$600 * 5 = $3,000 NZD程度。

忘れちゃいけない、これは部屋を借りるためのお金だけだ。家具、キッチン用品、寝具なども買わなきゃいけない。全部中古で買ったとしても、$1,000~$3,000 NZDは追加で用意が必要。

2. 車の購入(車なし=生活不可)

オークランドやウェリントンの中心業務地区(CBD)以外で生活するなら、ニュージーランドでは自動車は「必需品」であって「贅沢品」じゃない。スーパーへ行くのも、子供を学校に送るのも、週末に出かけるのも、車がないと本当に何もできない。

  • 信頼できる中古車を買う: 燃費が良くて頑丈な日本車(トヨタ、ホンダ、マツダ)をおすすめする。状態の良い中古車の相場は**$8,000~$15,000** NZD程度。安すぎる車(例えば$5,000以下)は後々の修理代がべらぼうに高くつく可能性が高い。
  • その他の費用: 車を買ったらすぐに保険(年間 $500 - $1,000+)、自動車税(Rego)、そして**車検(WOF)**費用がかかる。

この項目だけで、また小1万ドルが飛んでいく。

3. 日常生活費(最初の1~3ヶ月分)

仕事を見つけて初めて給料をもらうまでに、生活コストをカバーできる十分な資金が必要。充実して過ごすには少なくとも3ヶ月分は用意しておこう。

  • 食費: 自炊する場合、一人週$150-$200 NZD、三人家族なら$300-$400 NZD程度。
  • 光熱費・ネット代: 電気代月$80-$200(冬の暖房はかなり高くなる)、ネット代$80-$100。
  • 通信費: モバイルプラン一人$40-$60/月。
  • 交通費: 主にガソリン代。週1回給油するとして$80-$100。
  • その他雑費: 子供の制服購入とか、ちょっとした物の足しとか、予想外の出費はいつか起こるものだ。

状況別、予算は大きく変わる(実際にシミュレーション)

上記の出費を踏まえて、いくつかよくあるケースを想定し、「ゆとりを持って」最初の生活をスタートできる初期資金額(単位:NZD)をシミュレーションしてみよう。ここでの「ゆとりを持って」とは、あれこれ細かい計算をせずに、初めの3ヶ月を比較的落ち着いて過ごせる状態を意味する。

ケース1:独身貴族

一人でくる場合、最初は個室シェア(フラッティング)をするとかなり節約できる。

  • 住居初期費用 (個室): $250/週 * 5週 = $1,250
  • 小型乗用車購入: $8,000
  • 基本的な家具・日用品: $1,000 (シェア物件は家具付きのことが多く、ここは節約できる)
  • 3ヶ月分の生活費: $200/週 * 12週 = $2,400
  • 緊急予備資金: $3,000
  • 合計: $15,650

アドバイス(独身):1.5万~2万 NZDを用意しておくと安心。

ケース2:二人暮らし(夫婦/カップル)

1ベッドルームまたは2ベッドルームのアパート/ユニットが必要。

  • 住居初期費用 (2ベッドルーム): $600/週 * 5週 = $3,000
  • ファミリーカー購入: $12,000
  • 家具・家電: $2,500
  • 3ヶ月分の生活費: $350/週 * 12週 = $4,200
  • 緊急予備資金: $5,000
  • 合計: $26,700

アドバイス(二人):安心感のためには2.5万~3.5万 NZDを用意すると良い。

ケース3:三人家族(子供一人連れ)

子供がいればより広い空間(少なくとも2ベッドルーム)と、より多くの追加費用が必要になる。

  • 住居初期費用 (2-3ベッドルーム): $700/週 * 5週 = $3,500
  • 信頼性の高いファミリーカー購入: $15,000
  • 家具・家電: $3,500
  • 3ヶ月分の生活費: $450/週 * 12週 = $5,400
  • 子供関連費用(制服、文房具、習いごとの初期費用など): $1,000
  • 緊急予備資金: $8,000
  • 合計: $36,400

アドバイス(三人家族):4万~5万NZDの用意が理想的。お金が多ければ多いほど、良い学区や良い住環境を選ぶ選択肢が広がる。


経験者からの節約TIPS

  1. Trade Me と Facebook Marketplace が最高の味方: ニュージーランドは中古文化が根付いている。家具、家電、車、子供のおもちゃに至るまで、これらプラットフォームで掘り出し物が見つかり、大きな節約が可能。
  2. 新家具は急いで買わない: 着いたばかりで状況もわからないうちは、中古家具で切り抜けよう。生活が落ち着いて地元のスタイルや店舗を知ってから、ゆっくり新品に買い換えればいい。
  3. スーパーの特売情報こまめにチェック: Pak'nSave, Countdown, New World は三大スーパーマーケットチェーン。アプリをダウンロードして、毎週のセール情報を確認してから買い物すると、塵も積もれば大きな節約に。
  4. 資金は十分に持ってくるが、全額を一度に両替しない: 非常用に少量の現金を持参し、大部分の資金は本国の口座に。ニュージーランドで銀行口座を作り、小分けにするか、相場の良いタイミングを狙って両替・送金しよう。

まとめ

  • 政府要件は最低ラインであり、目標額ではない。
  • 単身者おすすめ額:1.5万~2万 NZD
  • 夫婦おすすめ額:2.5万~3.5万 NZD
  • 三人家族おすすめ額:4万~5万 NZD

この額があれば、最初の3ヶ月間、お金のことで悩むことなく、仕事探し、家族の落ち着き先、環境への順応に集中できる。覚えておいてほしい、余分に準備したお金は無駄ではなく、見知らぬ土地での最大の頼りと安心感になるんだ。

すべて順調に行きますように!ニュージーランドは素晴らしいところです!