ハロー!ニュージーランドでの銀行と決済について尋ねてくれたので、これは日常生活に関わる大きなことだから、私の経験と感想を話して、役に立てればと思うよ。
全体を一つにまとめると、ニュージーランドの銀行サービスは非常に便利だけど、決済習慣は想像と違うかもしれない。ここは「カード」社会で、「スキャン決済」社会ではない。
以下に、ポイントを分けて詳しく説明するね。
銀行サービスと銀行口座
ニュージーランドの銀行サービス、特に日常の個人業務は、自動化とネットワーク化が非常に進んでいる。
- 口座開設:留学生ビザ、就労ビザ、永住権などの合法的なビザがあれば、口座開設はとても簡単だよ。主要な銀行はANZ、ASB、BNZ、Westpac、Kiwibankがあって、サービスはどこも大体同じだね。パスポート、ビザ証明、住所証明(賃貸契約書、公共料金の請求書など)を持って銀行で予約すれば手続きできるよ。
- インターネットバンキングとアプリ:こちらの銀行のアプリとインターネットバンキングは非常に高機能だ。送金、請求書の支払い(水道光熱費、電話代、クレジットカード)、残高確認、投資管理など、すべてスマホアプリやパソコンで完結できる。基本的に多額の現金の預け入れ・引き出し以外は、実店舗に行く必要はほとんどないよ。
- 実店舗:銀行の実店舗は、オンラインサービスの普及に伴い徐々に減少している。でも主要な都市の中心部にはまだあって、複雑な手続きや対面での相談が必要な場合は便利だね。
クレジットカードの普及度:★★★★★ (非常に普及)
クレジットカードはニュージーランドで間違いなく主要な決済手段であり、普及率は非常に高い。
- ほぼどこでも使える:大型スーパー、デパートから、路地の小さなカフェ、レストラン、さらにはオンラインショッピング、政府費用の支払い(自動車税、罰金など)まで、ほとんどすべての場所でクレジットカード決済が受け入れられている。VisaとMastercardが最も一般的で、American Express (Amex) は一部の小規模店では使えないかもしれない。
- 生活必需品:多くの場面で、クレジットカードは必須だよ。例えば:
- レンタカー:レンタカー会社は必ずデポジットとしてクレジットカードの提示を要求する。
- ホテル/航空券の予約:オンライン予約は基本的にクレジットカードが必要だ。
- 自動引き落とし:Netflix、Spotifyの定期購入、ジムの会員費などは、通常クレジットカードを紐付ける必要がある。
- 信用履歴:新規移住者にとって、クレジットカードを適切に利用し、期日までに返済することは、現地での良好な信用履歴を築く始まりであり、将来のローン申請(住宅ローンなど)にとって非常に重要だ。
モバイル決済の普及度:★★★★☆ (普及しているが、方式が異なる)
モバイル決済もここでは非常に普及しているけど、ここが重要なポイントだ。ここでの「モバイル決済」は、あなたにとってのそれとは違うかもしれない。
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主要な方式:Apple Pay / Google Pay ニュージーランドのモバイル決済は、基本的にはApple PayとGoogle Payのことだよ。その仕組みはとてもシンプルだ。銀行が発行したクレジットカードやデビットカードをスマホの「ウォレット」アプリに追加するだけ。支払いの際は、物理的なカードを取り出す必要はなく、スマホやスマートウォッチを決済端末に「ピッ」と近づけるだけでいい、非常に便利でスピーディーだよ。この決済方法は「PayWave」または「Contactless(非接触型決済)」とも呼ばれる。
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日本国内のスキャン決済との大きな違い 重要点:ニュージーランドには、日本のようにQRコードを「スキャンして支払う」という習慣はほとんどない! スーパーやカフェのレジで、スキャンするためのQRコードを目にすることはないだろうね。店員からは「ここにカードかスマホをタップしてください(Tap your card or phone here)」と言われるはずだ。
一部の中国系スーパーやレストラン、特定の観光土産品店では、中国人観光客や留学生のためにWeChat PayやAlipayに対応している場合もあるけれど、それは決して主流ではないよ。
EFTPOS(デビットカード)の地位
クレジットカードの他に、EFTPOS(「エフトポス」と発音する)という言葉を耳にすることがあるだろう。これは実は、ニュージーランド人が**デビットカード(Debit Card)**を指す一般的な名称だ。
- 一人一枚:ニュージーランドで銀行口座を持つ人は、全員EFTPOSカードを持っている。
- 使い方:支払い時に、「CHQ」(当座預金口座)または「SAV」(普通預金口座)を選択し、パスワードを入力すると、直接銀行口座から引き落とされる。現在では大半のEFTPOSカードがPayWave機能にも対応しており、少額の支払い(通常200NZドル以下)なら直接「ピッ」とやるだけで、パスワード入力も不要だよ。
- 日常の王者:多くの地元の人にとって、日常の買い物やコーヒーなどの少額決済では、クレジットカードよりもEFTPOSカードを使うのが一般的だ。
まとめ:新しく来た人へのアドバイス
- 到着したらまず口座開設:できるだけ早く銀行口座を開設しよう。PayWave機能付きのEFTPOS(デビット)カードが手に入るよ。
- スマホと連携:そのカードをスマホのApple PayかGoogle Payに追加すると、すぐにニュージーランド式の「モバイル決済」を体験できる。
- クレジットカードを申請:できるだけ早く地元のクレジットカードを申請しよう。高額決済、オンラインショッピング、信用履歴の構築に使うんだ。新規移住者には、最初は低めの利用限度額が設定されることが多いけど、徐々に慣れていけば大丈夫だよ。
- スキャン決済を忘れる:頭の中で、支払い習慣を「スマホを取り出してスキャン」から「カード/スマホを取り出してピッ」に切り替える準備をしよう。
- 現金は?:少量の現金は予備として持っておけばいい。例えば、週末のファーマーズマーケットや現金のみを受け付ける小さな屋台などだ。日常の98%の場面では現金は必要ないよ。
この情報が役に立つことを願うよ!全体的に見て、一度慣れてしまえば、非常にスムーズで便利だと感じるだろうね。