物件の水道、電気、ガスなどの公共サービスを開設または名義変更する方法は?
作成日時: 8/11/2025更新日時: 8/17/2025
回答 (1)
はい、問題ありません!日本の水道・電気・ガスの手続きは、少し複雑に聞こえるかもしれませんが、実は流れは明確で、ステップバイステップで進めれば大丈夫です。私も引っ越した時に経験したので、そのノウハウをシェアします。お役に立てれば幸いです。
住まいの水道・電気・ガスサービスの開通・名義変更方法
日本では、新築でも中古住宅でも、水道・電気・ガスといった公共サービスは、必ずご自身の名義で新たに契約し直す必要があります。このプロセスは日本語で「開栓手続き(かいせんてつづき)」と呼ばれます。
心配はいりません。全体の流れは難しくなく、ほとんどはオンラインや電話で完了できます。
開通・名義変更前に知っておくべきこと
各会社に連絡を始める前に、以下の情報を準備しておくとスムーズです:
- 新居の正確な住所(新住所):部屋番号まで正確に。
- ご自身のお名前(契約者名):パスポートや在留カードに記載のローマ字または漢字で。
- 連絡先電話番号:いつでも連絡が取れる日本の携帯電話番号。
- 使用開始希望日:通常は入居日と同じ日に設定します。
- 支払い方法:通常はクレジットカードまたは銀行口座からの自動引き落としです。日本に来たばかりで口座がない場合は、請求書を郵送してもらい、コンビニで支払う方法も選べます。
経験者からのワンポイントアドバイス: 物件の引き渡し手続きの際には、必ず不動産会社や前の住人に、前回の水道・電気・ガスの検針票(けんしんひょう)をもらいましょう。そこには「お客様番号」と供給会社の情報が記載されています。これがあると、名義変更が格段にスムーズになります!
ステップ1:電気(でんき)の手続き
電気はこの3つの中で最も簡単です。現在、日本の電力は自由化されているため、電力会社を自由に選べます。
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電力会社を選ぶ
- 大手電力会社:東京電力(TEPCO)、関西電力(KEPCO)など。サービスは安定していますが、価格が最安値とは限りません。
- 新電力会社:Looopでんき、楽天でんきなど。通常は価格がよりお得で、携帯電話プランや楽天ポイントなどと連携した割引がある場合もあります。ご自身のライフスタイルに合わせて選択できます。
- どれを選べばいいかわからない? 不動産会社に、そのエリアのデフォルトの電力会社を聞いてみましょう。まずはそこを使えば間違いありませんし、後からいつでも変更できます。
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開通を申し込む
- オンライン申請が最も便利です。選んだ電力会社の公式ウェブサイトにアクセスし、「お引越し手続き」または「新規お申し込み」のページを探します。
- 画面の指示に従い、上記で準備した情報を入力します。
- プロセス全体は約10分で完了します。電気の開通に立ち会いは不要です。
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入居当日
- 新居に入ったら、家のブレーカーを見つけます。通常は玄関や洗面所近くの小さな配電盤の中にあります。
- すべてのスイッチを「入」または「ON」の位置に上げれば、電気が使えるようになります!
(これがブレーカーの例です。スイッチを上げればOK)
ステップ2:ガスの開通 - 要予約!
ガスは安全に関わるため最も注意が必要で、必ず担当者の立ち会いが必要です。
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ガスの種類と会社を確認する
- 日本のガスは主に2種類:都市ガス(としガス) と LPガス(プロパンガス)。前者は配管供給で価格が安く、後者はボンベで供給され価格が高めです。
- お宅のガスの種類と供給会社は決まっており、自由に選べません。必ず不動産会社に「東京ガス」や「大阪ガス」など、どの会社かを確認してください。
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開通立ち会いの予約をする
- ガス会社のウェブサイトまたは電話で、少なくとも1週間前までに予約を入れます。担当者が訪問する必要があるため、具体的な日時を決めます。
- 予約時には、個人情報と希望開通日を伝えます。会社側から「午前9時~12時」「午後1時~3時」などの時間帯が提示されます。
- ここが最重要ポイント:開通当日は、ご本人かご家族・友人が必ず立ち会う必要があります!
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開通当日
- 担当者が時間通りに訪問し、安全点検を行い、ガスコンロや給湯器などの機器が正常に作動するかテストします。
- 地震時にガスが自動遮断される仕組みなど、基本的な操作方法や安全上の注意事項を説明してくれます。
- プロセス全体は約20~30分です。終了後、署名で確認すれば、ガスが使えるようになります。
ステップ3:水道(すいどう)の手続き
水道は各自治体の水道局(すいどうきょく) が管轄する公共事業なので、選択の余地はありません。
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該当する水道局を見つける
- 最も簡単な方法は、Googleで「[お住まいの市区町村名] 水道局」と検索することです。例えば東京なら「東京都水道局」。
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開通を申し込む
- オンライン申請:水道局の公式サイトにアクセスし、「使用開始の手続き」を見つけて情報を入力します。
- 電話申請:水道局に直接電話して申し込みます。
- 郵送申請:新居の郵便受けに「水道使用開始申込書」というハガキが入っていることがあります。必要事項を記入してポストに投函します。
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入居当日
- 通常、水道は止められていません。水道の蛇口をひねれば、すぐに水が出るはずです。
- もし水が出ない場合は、家の外にある水道メーターボックス(通常、地面にある青や鉄製の蓋)を探し、中の元栓が閉まっていないか確認してください。閉まっていたら開けます。
まとめとアドバイス
- おすすめの手順:ガス(要予約) → 電気 → 水道。面倒なガスの予約を先に済ませ、残りは簡単に進めましょう。
- 手続き開始時期:入居の1~2週間前から始めるのがベストです。特に引越しシーズン(3月~4月)はガス会社の予約が埋まりやすいので注意。
- セット割引:多くの会社が「電気+ガス」のセットプランを提供しており、まとめて契約すると割引が適用され、お得になる場合があります。
- 不動産会社に相談:手続きが難しい、または日本語に自信がない場合は、遠慮せずに担当の不動産会社に助けを求めましょう。経験豊富で、代行してくれる場合もあります。
- 引っ越す時:忘れずに「解約手続き(かいやくてつづき)」も行いましょう。開通時とほぼ同じ流れで、最終使用分の料金を精算します。
これらをクリアすれば、新居で温かいお風呂に入り、温かい料理を作ることができます!日本の新生活が順調にスタートすることをお祈りしています!
作成日時: 08-11 12:34:26更新日時: 08-12 02:41:39