家庭ごみの出し方は?(ゴミの分別、リサイクル、排出時間などの規定)

Josephine Gough
Josephine Gough
Experienced immigration consultant for skilled migrants. | 经验丰富的技术移民顾问。

ニュージーランドに来たばかり?ごみ分別の完全ガイド!

こんにちは!ニュージーランドへようこそ。玄関先にカラフルなごみ箱が並んで戸惑っていませんか?大丈夫、こちらでは大切なルールですが、理解すればとてもシンプルです。くだけた感じで、こちらの決まり事を解説しましょう。

最重要ポイントを最初に:ニュージーランドでは各都市の市議会(Council)ごとにルールが異なります(ごみ箱の色や回収品目など)。正確な情報は必ずお住まいの都市のCouncil公式サイトで確認してください。「[あなたの都市名] Council rubbish and recycling」で検索しましょう。

ここでは主流の「3箱システム」を例に説明します。多くの地域で共通しています。


「ごみ箱3兄弟」の役割

一般的に家庭には三つの大型キャスター付きごみ箱があります。色は地域差がありますが、役割はほぼ以下に分類されます:

🟡 黄色いごみ箱 (リサイクルごみ箱)

最も重要でありながら間違いやすい箱です。鉄則:中身は必ず「空っぽ」で「きれい」に!

  • 投入可能:

    • 硬質プラ容器 (プラスチック): 牛乳パック、ペットボトル、シャンプーボトルなど。容器底面の三角形マーク内の数字(1、2、5)が対象。ふたは外して別途廃棄。
    • 紙・段ボール: 新聞、雑誌、チラシ、ピザの箱(油分少ないもの!)、宅配ダンボール(平らにたたんで投入)。
    • 金属缶: アルミ缶、スチール缶(トウモロコシ缶、ツナ缶など)。必ず水洗い! 汚れたまま入れると回収物全体が汚染され、資源ごみが廃棄処分される原因に。
  • 厳禁:

    • 全てのソフトプラスチック! レジ袋、ラップ、スナック菓子袋は不可。
    • 生ごみ。
    • ガラス瓶・ビン! (多くの地域では別回収、後述)。
    • 衣類・靴。
    • 家電製品・バッテリー。

上級者のコツ: ヨーグルト容器や肉トレーは、黄箱に入れる前に徹底洗浄!最初は面倒でも習慣に。環境への責任であり、回収スタッフへの敬意です。

🔴 赤いごみ箱 (一般廃棄物)

最もシンプル。リサイクル・堆肥化できない全てが対象。

  • 投入可能:
    • おむつ、生理用品
    • 掃除機のゴミ
    • ソフトプラ包装(ビスケット袋、カップ麺袋など)
    • 使用済みキッチンペーパー・シート
    • 割れた陶磁器
    • 発泡スチロール(ポリスチレン)

節約ワンポイント: 多くの地域では、赤箱の処理は回数制・重量制課金です。目標は:黄箱・緑箱を詰め込み、赤箱をできる限り空に保つ! エコかつ節約になります。

🟢 緑のごみ箱 (生ごみ/庭ごみ)

有機物を堆肥化し自然へ還す箱。

  • 投入可能:
    • 生ごみ: 食べ残し、果物の皮、野菜くず、卵の殻、コーヒーかす、ティーバッグ(プラ未使用が望ましい)。
    • 庭ごみ: 落ち葉、小枝、雑草、芝刈りくず。

防臭術: 夏場は臭気に注意。Councilで生分解性袋(Compostable bags)を購入するか、箱底に新聞紙を敷き(水分・臭いを吸収)、虫除けに重曹をふりかけるのも効果的。


特殊回収品目

上記の3箱に加え、別途処理が必要なもの:

  • ガラス (Glass): 多くの地域では**専用カゴ(Crate)**あり(ビール瓶、ジャム瓶など投入)。色分別(茶・緑・透明)が基本。同様に洗浄必須。
  • ソフトプラスチック (Soft Plastics): レジ袋、パン袋、緩衝材などは、大型スーパー(Countdown, New World, The Warehouse等)入口の専用回収ボックスへ持ち込み。
  • 有害廃棄物 (Hazardous Waste): バッテリー、電球、塗料、携帯電話などは厳禁。Council指定リサイクルセンター(Transfer Station)へ持ち込み。

「収集日」(Collection Day) - 最重要ルール

  • 収集スケジュール: 地域により異なります。赤箱(一般廃棄物)と黄箱(リサイクル)は原則隔週交替制(例:今週赤→来週黄)。緑箱(生ごみ)は週1回が一般的。ガラス箱も隔週。Councilサイトでカレンダーをダウンロード、アプリ導入地域もあります。
  • 注意点:
    • 収集トラックのアームが掴みやすいよう、箱の車輪を家側に、ふたの開く面を道路側に向けて設置。
    • ポスト、電柱、車から十分離して配置。
    • ふたが閉まらない過積載は収集不可。

まとめ

  1. まず住んでいる都市のCouncil公式サイトをチェック(ごみ箱の色/ルール/収集カレンダー確認)。
  2. 黄箱(リサイクル): 洗浄済みの硬質プラ・紙・金属缶のみ。
  3. 赤箱(一般廃棄物): リサイクル・堆肥化不可なら可。可能な限り空を目指す。
  4. 緑箱(有機物): 生ごみ・庭ごみ専用。
  5. ガラス・ソフトプラ・バッテリーは専用回収。
  6. 収集日を必ず確認し、前日夜~当日朝7時までに指定場所へ設置。

慣れるまでは混乱するでしょうが、各箱には説明イラストも付いています。1~2週間で自然に身につくでしょう。

ニュージーランドでの新生活、この美しい土地に溶け込む第一歩は、丁寧なごみ分別から始まります!