配偶者(婚姻/事実婚)としての移住において、関係の真正性と安定性を証明するためにどのような書類が必要ですか?
ハロー。この質問をご覧になっているということは、配偶者ビザの申請を準備または検討されているのですね?ご心配なく。必要な書類は多いように見えますが、もしあなたが本当にパートナーと一緒であり、心を込めて準備すれば、移民局はそれを見抜いてくれます。あなたが安心して申請に臨めるよう、整理してお手伝いしましょう。
移民局が最も知りたがっているのは、**あなた方の関係が真実で安定しているか(Genuine and Stable)**ということです。彼らは単に結婚証明書や数枚の写真を見たいわけではありません。さまざまな書類から、あなた方の共同生活の全体像を把握したいと考えているのです。
すべての書類を4つの大きな引き出しに分けて考えてみましょう。それぞれの引き出しには異なる種類の証拠が収められており、あなた方2人がルームメイトではなくカップルであることを証明するためのものです。
第一のカテゴリー:同居の証拠 (Living Together)
これは最も基本的で重要な部分であり、あなた方が家を共有していることを証明します。
- 連名の賃貸契約書または不動産証明書:これは最高の証拠です!もし家を2人で借りているなら、賃貸契約書に2人の名前が記載されている必要があります。もし購入した家なら、不動産登記に2人の名前が記載されていればさらに良いでしょう。
- 連名の請求書:電気、水道、インターネット、ガスなどの請求書は、2人の名前が記載されているのが理想です。もしそうでなくても、今月の電気料金の請求書があなたの名前で、来月のインターネット料金の請求書がパートナーの名前で、住所が同じであれば有効です。
- 同じ住所に届いた郵便物:非常に重要です!銀行の明細書、税務局(IRD)からの手紙、運転免許証、政府機関からの手紙、さらにはネットショッピングの配送伝票などでも構いません。異なる時期に、それぞれ2人に送られた郵便物を提供できると良いでしょう。期間が長ければ長いほど、あなた方が長い間同じ住所に住んでいたことを証明できます。
- 友人/家族からの証明書:もし友人や家族と同居している場合、彼らに手紙を書いてもらい、あなた方2人がカップルとして、いつからいつまでそこに住んでいたかを証明してもらいましょう。
ちょっとしたヒント:書類のタイムラインは重要です。例えば、1年間同居していると主張するなら、直近2、3カ月のものではなく、その1年間全体をカバーする郵便物や請求書を提供するように努めましょう。
第二のカテゴリー:財務上の共有の証拠 (Financial Interdependence)
あなた方が経済的に互いに依存し、生活費を共同で負担していることを証明します。お互いに割り勘しているのではなく、共に生活を築いているということです。
- 連名銀行口座:これもまた最高の切り札です!連名口座を開設し、2人の給与の一部または全てをそこに入金し、そして頻繁にそれを使って家賃、スーパーでの買い物、電気・水道・インターネット料金などの共同費用を支払うことが重要です。ただ口座を開設しただけでは意味がありません。取引履歴が必要です!
- 共同の財産または投資:例えば、一緒に購入した車(車両登録書類に2人の名前があるもの)、一緒に購入した大型家電(レシートを保管する)、一緒に加入した保険などです。
- 相互送金の記録:もし現時点で連名口座がない場合、個人の口座間での相互送金記録も重要です。例えば、一方がもう一方に家賃や生活費を振り込む際、備考欄に「Rent」や「Groceries」と記載するなどです。
- 共同のローンまたはクレジットカード:もし連名のクレジットカードや共同で申請したローンがある場合、これも非常に有利な証拠となります。
第三のカテゴリー:社会的認知の証拠 (Social Aspects)
あなた方の関係が公のものであり、家族、友人、同僚があなた方をカップルとして認識していることを証明します。
- 家族や友人との集合写真:これは必須です!家族の集まり、友人の結婚式、祝日のパーティー、旅行などに一緒に出席している代表的な写真を用意しましょう。写真の横に、日時、場所、人物を簡単に注釈を付けると良いでしょう。例えば、「2023年クリスマス、ウェリントンでジョンの両親と」のように。
- 友人や家族からの応援レター (Support Letter):双方の家族や親しい友人(ニュージーランド市民または永住権保持者が望ましい)にサポートレターを書いてもらいましょう。手紙には、彼らがどのようにあなた方を知ったのか、いつからあなた方がカップルであることを知っているのか、あなた方の関係に対する見解、そして関係の真実性を証明する具体的な例を1つか2つ挙げてもらいましょう。手紙の末尾には署名と連絡先を記載してもらいます。
- 共同旅行の証拠:一緒に旅行した航空券、ホテル予約、観光地の入場券、レンタカーの記録などです。
- ソーシャルメディアのやり取り:LINE、Facebook、Instagramなどのソーシャルメディアで公開されている集合写真、お互いへのメンション、友人からのコメントなどをスクリーンショットして提出できます。これは関係の公開性を間接的に証明できます。
- 共同で招待された招待状:例えば、友人の結婚式の招待状に、あなた方2人の名前が書かれているものなどです。
第四のカテゴリー:互いと未来へのコミットメントの証拠 (Nature of Commitment)
この部分はより感情的なもので、あなた方がこの関係を真剣に捉え、長期的な計画を持っていることを証明するためのものです。
- 関係陳述書 (Relationship Statement):あなた方2人はそれぞれ、関係の発展の歴史を詳細に記述した手紙を書く必要があります。以下の内容を含めることができます:
- どのように出会ったか?
- いつからデートを始め、いつから関係を確立したか?
- いつ同居を決めたか?
- 同居生活での役割分担は?(例えば、料理はどちらが担当し、掃除はどちらが担当するかなど)
- どのような重要な出来事を一緒に経験したか?(楽しいことと困難なこと)
- 未来への計画は何か?(例えば、結婚、家の購入、子育て、どこに定住するかなど)
- なぜ相手と一生を共にしたいのか? 誠実に、細部を盛り込み、公式報告書のように書かないこと。
- 日常のコミュニケーション記録:LINEやWhatsAppなどのチャット記録をスクリーンショットします。「愛してる」だけでなく、日常生活について話し合っていること、計画を立てていること、お互いを支え合っていることなどがわかる内容が良いでしょう。例えば、夕食の相談、週末の計画、仕事の悩みに対する励ましなどです。
- 互いに贈ったプレゼントやカード:意味のあるプレゼントのレシートやカードなどを保管しておきましょう。
- 子供がいる場合:その場合、子供の出生証明書は最も強力な証拠の一つとなります。
- 遺言書や生命保険:もし遺言書や保険の受取人が相手である場合、これも非常に強力なコミットメントの証拠となります(ただし、これは必須ではなく、加点項目です)。
まとめ
面倒くさがらず、書類を準備すればするほど、そして整理されていればいるほど、ビザ審査官はあなたを信じやすくなります。 上記の4つのカテゴリーに従ってすべての書類を整理し、分かりやすい目録を作成して、ビザ審査官が一目で内容を把握できるようにしましょう。
このプロセス全体は、説得力のあるラブストーリーを語るようなものであり、これらの書類はその「証拠」となります。幸運を祈ります!