ニュージーランド税関による入国品の持ち込み(特に食品、医薬品、木製品)に関する厳格な規制は何ですか?

建 张
建 张
Student researching New Zealand visa policies. | 新西兰签证政策研究学生。

はい、問題ありません。よく友人ともこの話をする者として、ニュージーランド税関の「ルール」についてまとめておきましょう。観光でも移民でも、この入国第一関門でつまずかないように注意してください。


ニュージーランド税関が警戒するのは何か? — 厳しい規制について話そう

こんにちは、友よ!ニュージーランドへ行く準備中?それは素晴らしい!でも荷造りをする前に、ぜひ話しておきたいことがあるんだ。それはニュージーランドの税関のこと。あそこの規定は「厳しい」なんて生易しい表現では足りない、「厥格」としか言いようがないくらいだ!

でも怖がらなくて大丈夫。これにはちゃんと理由がある。ニュージーランドは島国で、生態系が非常にデリケートなんだ。多くの動植物が世界でここにしかいない。外部から入る一つの種子、一つの虫の卵、一種の病原菌が、彼らにとって壊滅的な打撃になりかねない。だから、わざとあなたを困らせようとしているわけじゃない。彼らなりの「清らかな(Pure)」国土を守るためなんだ。

一つの大原則、そして最も重要な命綱を覚えておいて:持込品が許可されるかどうか分からない?問題ない、でも必ず申告(Declare)しろ! 機内で入国カードを書くとき、該当する項目は正直に「はい(Yes)」にチェックを入れること。申告した場合、最悪でもその品物が没収されるだけ。申告せずに見つかった場合、ニュージーランドドルで最低でも$400(約18,000円)の罰金は逃れられず、起訴されたり強制送還されたりする可能性だってある。冗談じゃない。

以下、カテゴリー分けして、分かりやすい言葉で特に注意すべきものを説明するね。


1. 食品類 (Food) - 最重要!

一番陥りやすい落とし穴。食べ物に関してはほとんど全て、一度頭の中で確認した方がいい。

申告必須な主な食品:

  • 全ての商業包装済み食品:ビスケット、ポテトチップス、キャンディー、インスタントラーメンなど。特にインスタントラーメンは、スープの粉末に肉エキスや卵粉が含まれる可能性があるため、必ず申告。
  • 乾物類:干しシイタケ、キクラゲ、ナツメ、クコの実、乾燥竜眼(ロンガン)など。
  • 調味料:山椒(サンショウ)、八角(スターアニス)、クミンシード(小茴香)、五香粉、火鍋スープの素など。
  • お茶:全ての種類のお茶。
  • 蜂蜜及び関連製品:プロポリス、ロイヤルゼリーなど。ニュージーランドは自国の蜂蜜産業を厳重に保護している。
  • ナッツ・種子類:生、加熱後の状態に関わらず。ヒマワリの種、落花生、クルミなど。
  • ベビーフード:粉ミルク(未開封のものに限る)など。

まとめれば一言:とにかく「食べ物」ならば、それが小さな飴1個であっても、入国カードで「はい(Yes)」にチェックし、税関職員に見せること。彼らがOKと言えば持ち込める。

持ち込み禁止の食品:

これは考えなくていい。申告しても没収されるだけ。だから最初から持って行かないこと。

  • 生鮮果物・野菜:リンゴ、オレンジ、キュウリなど。機内で食べきれなかった果物も必ず下機前に捨てること。
  • 肉類・肉製品:生肉、燻製肉、ソーセージ、肉の乾製品(ビーフジャーキーなど)、ペット用ガムなど全てダメ。
  • 卵類・卵製品:生卵、塩漬けアヒルの卵(塩卵)、ピータン、マヨネーズなど。
  • 乳製品:生乳、大半のチーズ、バター。(商業包装された粉ミルクは除く)

2. 薬品類 (Medicines) - 怖がらなくていいが、ルールは守れ

薬を持ち込むのもよくある懸念事項だよね。特に高齢の親族への常用薬を持っていく場合。

持込可能だがルール厳守:

  1. 個人使用量:持ち込めるのは個人が3ヶ月分を超えない量。処方薬の場合、医師の処方箋、できれば英文翻訳を添付し、自己使用であることを明確に説明する。
  2. オリジナル包装のまま:薬は全て散らさず、元の箱やパッケージに入れたままにする。関税職員が薬名や成分をはっきり確認できるため。
  3. 処方薬:血圧降下剤、糖尿病治療薬などは必ず処方箋を持参。
  4. 市販薬:風邪薬、痛み止め、胃薬などは通常問題ないが、同様にオリジナル包装のまま保管し申告することが推奨される。
  5. 漢方薬:これはやや複雑な分野。
    • 中薬製剤:商業包装済みで成分が明記されているものは通常可。
    • 生薬:乾燥した植物性の漢方材料(甘草、当帰スライスなど)は必ず申告。禁止成分がないか税関が検査する。
    • 絶対禁止:絶滅危惧種の動植物成分を含む薬。例えばトラの骨、サイの角、カモシカの角など。これは国際的に輸送禁止で、発覚すれば重罪に問われる。プソイドエフェドリン(pseudoephedrine) を含む風邪薬、例えば中国の「新康泰克」は絶対にもって行かないで!これは覚せい剤(メタンフェタミン)の原料で、麻薬密輸者と見なされる。

薬品類の核心:個人使用分のみ + オリジナル包装 + 英文処方箋/説明書準備 + 自主申告!


3. 木製品・植物・動物製品およびその他物品

害虫や病気の持ち込みを防ぐのが主な目的。

申告必須な主な物品:

  • 木製品:木彫りの置物、数珠、箸、竹製品など。内部に虫の卵がいる可能性があるため。
  • 植物製品:麦わら帽子、ゴザ、つる・竹・草で編まれた物品。
  • 動物製品:羽根、骨、獣の角、貝殻、毛皮製品(レザージャケット、UGGブーツなど)、珊瑚、象牙(禁止)など。
  • アウトドア用品:これは見落としがち!使用済みのトレッキングシューズ、トレッキングポール、テント、釣り道具、ゴルフシューズなどは、使ったものであれば必ず申告。土や植物の種が付着している可能性があるためだ。税関職員は検査し、清潔でないと判断すれば無料でクリーニング・消毒してくれる。だから、出発前に自分でちゃんと洗っておけば面倒が省ける。

申告しなかったらどうなる?

結果は直接的なもの:

  1. 即時罰金:最低 $400 NZD(約18,000円) の罰金をその場で支払わされる。
  2. 物品没収:禁制品はその場で破棄される。
  3. 刑事起訴:重大なもの、または大量の禁制品(麻薬原料や大量の肉類など)を持ち込んだ場合、起訴され禁固刑に直面する可能性がある。
  4. 悪質な記録が残る:これは将来のニュージーランドビザ申請や入国に影響する。
  5. 入国拒否:状況が深刻な場合はその場で入国を拒否され、同便で強制送還される。

一番安全な方法をまとめると:

  1. 荷造り時に決めておく:持っていけるか不明確なものは、最初から持っていくのをやめる。持っていくことにして申告が必要なものは、とっさに取り出せる場所に入れておく。
  2. 機内で入国カードを正しく記入:英語が苦手なら乗務員に中国語訳版を請求して参照する。食品・薬品・動植物製品などの項目で、1つでも該当するものがあれば(スナック菓子1袋でも)、必ず「はい(YES)」の欄にチェックを入れる。
  3. 赤いレーン(赤色申告チャネル)を通る:税関通過時、自ら赤い「Goods to Declare」チャネルに進む。
  4. 積極的に提示する:申告したものを全て税関職員に見せ、簡単な英語で説明する (例えぱ "Food", "Medicine", "Wooden souvenir")。職員は検査し、問題なければ手元へ返却、ダメなものは没収する。

覚えておいて。ニュージーランドの税関職員は、正直に申告してくる人に対しては非常に友好的だ。彼らが最も嫌うのは噓と隠匿である。誠実であれば全てスムーズにいく。

ニュージーランドでの素晴らしい旅を祈っているよ!