自衛隊は富士山の麓に演習場を設けていますか?
作成日時: 8/14/2025更新日時: 8/17/2025
回答 (1)
答えは:あります。しかも非常に大規模です!
その通り、日本の陸上自衛隊は富士山のふもとに、非常に重要な演習場を設置しています。
この場所の正式名称は 東富士演習場(ひがしふじえんしゅうじょう) であり、存在するだけでなく、日本陸上自衛隊が所有する演習場の中で面積が最大のものです。
その詳細は次の通りです:
1. どこにある?
この演習場は雄大な富士山の南東山麓に位置し、地理的な範囲は広大で、日本の静岡県御殿場市、裾野市、小山町など複数の自治体にまたがっています。富士山周辺のこれらの地域を旅行すると、演習場の端のエリアを通りかかる可能性が高いでしょう。
2. ここで何をしている?
簡単に言えば、ここは自衛隊の「練兵場」です。広大で地形も複雑なため、大規模な軍事訓練に非常に適しています。主な活動内容は以下の通りです:
- 実弾射撃:戦車、火砲、迫撃砲などの重火器がここで実弾射撃訓練を行います。そのため、付近の住民はよく轟音を耳にすることがあります。
- 戦術演習:各種戦車や装甲車がここで連合作戦、突撃、防御などの戦術行動を練習します。
- 部隊機動:兵士や車両が広大な原野で移動・配置の訓練を行います。
3. 最も有名なイベント:「富士総合火力演習」
この演習場で最も有名なのは、毎年夏(通常8月)に開催される「富士総合火力演習」(通称「綜火演(そうかえん)」)というイベントです。
- これは一種の“軍事ショー”です:この演習は、日本陸上自衛隊最大規模の公開実弾射撃展示と言えます。最新鋭の装備品を次々と投入して設定された標的へ向け砲撃を行い、その光景は戦争映画の大作シーンを見ているかのように非常に壮観です。
- 見学可能です:このイベントは一般公開されていますが、あまりに人気が高いため、現場で見学するには事前応募と抽選が必要で、当選率は低くなっています。日本のミリタリー好きや一般市民が自衛隊の実力を知る上でも重要な機会となっています。
4. 自衛隊だけではない
「日米安全保障条約」に基づき、この場は時に在日米軍(主にアメリカ海兵隊)の訓練にも提供されます。したがって、ここで米軍兵士や装備が見られるのも珍しいことではありません。
まとめると:
次に富士山を背景とした写真やニュースを見て、戦車や軍用車両が写っていたり、関連する報道を耳にしたりしたら、それはおそらくこの東富士演習場のことです。それは富士山という「物静かな美男(美しい山)」のそばに佇む、非常にワイルドな隣人と言えるでしょう。
作成日時: 08-14 09:27:02更新日時: 08-14 15:04:09