大型の荷物や家具はどのように処理すべきですか?(船便、航空便、または全て売却?)

作成日時: 8/11/2025更新日時: 8/18/2025
回答 (1)

こんにちは!この質問、すごく共感できます。私も引っ越しの時、この問題にずいぶん悩まされました。ご心配なく、実はそんなに複雑じゃないんですよ。一緒に整理してみましょう、きっとどれを選べばいいかわかりますよ。

引っ越しって、突き詰めれば 「お金」、「時間」、そして「手間の少なさ」 この3つの間でバランスを取ることなんです。完璧な方法はなくて、あなたに一番合った方法を選ぶしかありません。


まず結論から、簡単な目安です:

  • お金に余裕があって、荷物が少なくて急ぎで使うもの → 航空便
  • 荷物が多くて、急がなくて、お金を節約したい → 船便
  • 手間をかけたくない、日本にどのくらいいるかわからない、あるいは生活スタイルを変えたい → 全部売る

以下で、それぞれの方法のメリット・デメリット、そしてどんな人に向いているかを詳しく説明しますね。

1. 船便:時間でお金を節約する「のんびり」プラン

船便は巨大な船みたいなもので、家まるごと運べますが、とにかくスピードが遅いんです。

  • メリット:

    • 安い! これが最大の強み。航空便と比べると、数分の一の値段になることも。特に荷物が多い時は、コスパが抜群です。
    • たくさん積める! 禁制品さえ避ければ、家具、本のダンボール箱、自転車、ピアノ(もし持ってれば)まで詰め込めます。料金は立方メートル単位なので、詰め込めば詰め込むほどお得です。
  • デメリット:

    • 遅い! これが最大の欠点。梱包してから手元に届くまで、1〜2ヶ月は当たり前。トラブル(税関検査など)があるともっとかかることも。つまり、少なくとも1〜2ヶ月は「家が空っぽ」の状態で過ごす覚悟が必要です。
    • 手続きがやや面倒。 自分で(または引っ越し会社に頼んで)梱包、明細作成、輸出申告をする必要があります。荷物が日本の港に着いたら、今度は通関手続きや自宅への配送手配が必要です。国際引っ越し会社がワンストップサービスを提供してくれますが、それでも途中で様々な情報や書類を提出する必要があります。
  • こんな人向け:

    • 長期滞在予定で、「家」の雰囲気そのものを運びたい人。
    • 本や思い出の品、特別な意味はあるけど急いで使わない家具が多い人。
    • 予算が限られていて、時間をかけてお金を節約したい人。

2. 航空便:お金で時間を買う「スピード配送」プラン

航空便は、荷物に飛行機のチケットを買ってあげるようなもの。速いけど、運賃も高いです。

  • メリット:

    • 速い! 通常 1〜2週間 で手元に届きます。仕事の書類や季節の衣替えの服など、急ぎのものにはまさに救世主です。
    • 手間が少ない。 手続きは船便よりシンプルなことが多く、ドアtoドアサービスを提供する会社も多いので、かなり楽です。
  • デメリット:

    • 高い!高い!高い! 大事なことなので三回言いました。航空便は重量と容積で料金が決まり、非常に高額です。服や本を数箱送るだけで数千円、下手すると数万円かかることも。家具? 小さいものか、超高価な骨董品でない限り、ほぼ天井知らずの値段になります。
    • 制限が多い。 液体、電池、粉状のものなど、航空便で送れないもの、または厳しい制限があるものがたくさんあります。
  • こんな人向け:

    • 本当に必要な最小限の荷物だけを送りたい人(例:本、服、重要書類を数箱)。
    • 予算にかなり余裕があって、あまり待ちたくない人。
    • 会社が引っ越し費用を全額負担してくれる「お金持ち」な友達(羨ましい.jpg)。

3. 全部売る/処分する:断捨離の「身軽」プラン

これは最もシンプルで、場合によっては最も賢い選択かもしれません。

  • メリット:

    • めちゃくちゃ楽! 梱包のストレスも、通関の悩みも、待ち時間のイライラもありません。スーツケース数個だけ持って、身軽に新生活をスタートできます。
    • お金がかからない! 運賃がかからないだけでなく、後々発生するかもしれない様々なトラブルも避けられます。例えば、大きなソファは日本のアパートのエレベーターやドアにそもそも入らないかもしれません。
    • 柔軟性がある。 日本に着いてから、部屋の実際の広さや雰囲気に合わせて、ニトリ、無印良品、リサイクルショップなどで新しく購入できます。現地の生活にも馴染みやすいです。
  • デメリット:

    • 再購入コスト。 日本で家具や家電を一通りそろえるのも、それなりの出費になります。
    • 愛着品との別れ。 長年使ったものには愛着があり、売ったり捨てたりするのが辛い場合があります。
  • こんな人向け:

    • ミニマリスト志向で、これを機に「断捨離」したい人。
    • 日本にどのくらいいるかわからず、1、2年で帰国する可能性がある人。
    • 今持っている家具や家電が古い、または日本の賃貸物件のスタイルと合わない人。

じゃあ、結局どれを選べばいい? 判断の流れ

以下の質問を自分に問いかけてみてください:

  1. 【核心的な質問】運びたいものは何ですか?

    • 大型家具(ソファ、ベッド、タンス): 個人的には、売ることを強くおすすめします!
      • サイズ問題: 日本の住宅は一般的に狭いので、あなたの大型家具は置けないか、置いてもすごく窮屈になる可能性が高いです。
      • 処分コスト: 日本で粗大ごみを処分するにはお金がかかり、手続きも面倒です。万が一、運んだけど合わなかった場合、処分するのにまたお金がかかります。
    • 家電(冷蔵庫、洗濯機、テレビ): 基本的に全部売ることをおすすめします!
      • 電圧問題: 日本の電圧は100V、中国は220Vです。変圧器を使えば使えなくもないですが、長期間使うのは面倒な上に安全上のリスクもあります。特に消費電力の大きい家電に合う変圧器を見つけるのは難しいです。
      • 買い替え: 日本の家電は進化が早く、省エネで使いやすく、値段も手頃です。新しいものを買った方が快適です。
    • 本、衣類、思い出の品、キッチン小物: これらこそ運ぶ価値あり!
      • かさばらず、価値(思い入れ)が高く、日本で買い直すのも大変なものです。これらを梱包して送るのが、船便や航空便のベストな使い方です。
  2. 【予算と時間】予算と時間の計画はどうなっていますか?

    • 予算に余裕があり、1ヶ月以内に必要 → 航空便 で必要最小限のものを送る。
    • 予算が限られていて、1〜2ヶ月待てる → 船便 で大量の本や衣類を送る。
    • 予算が厳しく、すぐに新生活を始めたい → 全部売る、手荷物だけ持っていく。

私個人のおすすめ実践法(多くの人がこの方法を取っています):

混合プラン:船便 + 断捨離 + 手荷物

  1. 断捨離: 大型家具と家電は全部売る。本当に、信じて、この決断をしたら後で感謝します。
  2. 船便: 手放せない本、冬物の厚手の服、思い出の置物、使い慣れたキッチン用品などは、ダンボールに詰めて船便で送る。時間を見越して1ヶ月前から準備を始めましょう。
  3. 手荷物: 飛行機には、最重要書類、少々の季節の服、ノートパソコンなど、到着後1週間を普通に過ごせる最低限のものを持っていく。

こうすれば、お金を節約しつつ、自分にとって最も大切なものは残し、身軽に新生活をスタートできます。日本に着いてから、新しい家に合うものをゆっくり買い足していけばいいんです。

最後に、空港の税関を通る時は、必ず 《携帯品・別送品申告書》 という書類に記入し、「別送品」(Unaccompanied Goods)の欄にチェックを入れるのを忘れないでください! こうすることで、船便や航空便で送った荷物が個人用品として免税で輸入できます。書類は2部作成し、1部は通関時に税関職員に渡し、1部は自分で保管します。荷物が届いて通関する時に必要です!

この情報がお役に立てば幸いです。どうぞスムーズな引っ越しを!日本での素晴らしい新生活を心からお祈りしています!

作成日時: 08-11 12:21:06更新日時: 08-12 02:25:59