主食の選び方は?

作成日時: 8/13/2025更新日時: 8/18/2025
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こんにちは!この質問を見て、まるで昔の自分を見ているようでした。白いご飯を前に、愛おしくも怖い気持ち、よくわかります。でも心配しないでください。主食に関しては、そんなに複雑じゃありません。「レベルアップしてモンスターを倒す」プロセスみたいなものだと考えてください。正しい「装備」を選べば、血糖値はより安定し、体もより健康になります。

以下、わかりやすい言葉で説明しますね。絶対に理解できますよ!


基本原則:主食を怖がらず、「選んで食べる」ことを覚えよう

血糖コントロールと聞くと、多くの人がまず「主食を食べない!」と考えます。これはダメです!主食は、車で言えばガソリンのように、私たちの体の主要なエネルギー源です。全く食べないと、体に力が入らなくなり、低血糖を引き起こしたり、体がタンパク質を分解し始めたりして、かえって逆効果です。

私たちの目標は【食べない】ことではなく、血糖値が【ビュッと急上昇】するロケットのような主食ではなく、あなたに【ゆっくりとエネルギーを放出】してくれる主食を選ぶことです。

以下の3つの大きな方向性を覚えれば、80%は成功したも同然です:

  1. 「粗い」ものを多めに、「細かい」ものを少なめに
  2. 「乾いた」ものを多めに、「水分の多い」ものを少なめに
  3. 「混ぜる」ものを多めに、「単品」を少なめに

抽象的に聞こえますか? 心配いりません。ひとつずつ説明しますね。


1. 「粗い」ものを多めに、「細かい」ものを少なめに

おそらく最も理解しやすいポイントです。

  • 「細かい」主食:普段食べている白米、白いパン(食パン)、白い麺などです。これらは精製加工され、食物繊維やビタミンB群がほとんど失われています。食べるとすぐに消化され、血糖値が非常に速く上昇します。まさに先ほどの「血糖値ロケット」です。
  • 「粗い」主食:全粒穀物や雑穀です。玄米、オーツ麦、キヌア、トウモロコシ、全粒粉パンなどがこれにあたります。これらはより多くの「外皮」(食物繊維)を残しているため、消化が遅く、満腹感が持続し、血糖値への影響も穏やかです。「エネルギーゆっくり放出パック」のようなものです。

どうする?

  • 置き換え法:今日から、家にある白米の半分を玄米や黒米に替えて一緒に炊いてみましょう。
  • 新しいものを試す:朝食の白いパンを全粒粉パンに替えましょう(原材料表示を確認し、全粒粉が最初に書かれているものを選んでください)。
  • トッピング:白米を炊くときに、ひとつかみのオーツ麦、キヌア、またはトウモロコシ粒を加えてみましょう。

2. 「乾いた」ものを多めに、「水分の多い」ものを少なめに

この小さなコツは、多くの人が見落としがちです!同じ米でも、炊きあがったご飯(乾いた状態)と、よく煮込んだお粥(水分の多い状態)では、血糖値への影響が大きく異なります。

食べ物は、調理時間が長く、柔らかく、ドロドロになるほど消化しやすくなり、血糖値の上昇速度も速くなります。

  • 「水分の多い」代表例:白米のお粥、柔らかく煮込んだ麺、マッシュポテト。
  • 「乾いた」代表例:炊きあがったご飯、丸ごと蒸したジャガイモ/サツマイモ。

どうする?

  • 長時間煮込んだ白米のお粥は、なるべく飲まないか、控えめにしましょう。どうしても飲みたい場合は、雑穀粥を選び、煮込みすぎず、野菜やタンパク質と一緒に食べましょう。
  • ジャガイモやサツマイモなどの食材は、蒸すか焼いて食べる方が、マッシュポテトにするよりもずっと良いです。

3. 「混ぜる」ものを多めに、「単品」を少なめに

「混ぜる」とは、単一の主食だけを食べず、組み合わせを工夫することを意味します。

白米だけを一口大で食べるのと、「ご飯+青菜+肉一切れ」を一緒に食べるのとでは、血糖値の反応が全く異なります。タンパク質、脂質、食物繊維は、まるで「小さな衛兵」のように、主食の消化速度を遅らせてくれます。

どうする?

  • ご飯に豆を混ぜる:ご飯を炊くときに、小豆、緑豆、ひよこ豆などを加えましょう。豆類はタンパク質と食物繊維が豊富で、主食の「黄金のパートナー」です。「小豆ご飯」は、白米だけのご飯よりもずっと良い選択です。
  • 食べる順番を変える:食事の際、まず野菜を数口食べ、次に肉/卵/豆腐を食べ、それから主食を食べ始める習慣をつけましょう。こうすることで、最初に野菜とタンパク質で胃に「下地」を作り、血糖値の上昇をかなり緩やかにできます。

「主食 信号機リスト」をプレゼント

より直感的に理解できるように、選択の参考になるリストを作りました。これに沿って選んでみてください:

青信号ゾーン(安心して選べる、量に注意)

  • 全粒穀物玄米、キヌア、オーツ麦(調理が必要なタイプを選ぶ、即席はNG)、そば、黒米、小米(アワ)、トウモロコシ
  • 豆類小豆、緑豆、ひよこ豆、レンズ豆 (これらは主食でもあり良質なタンパク源でもあります)
  • いも類サツマイモ、紫芋、山芋、里芋 (注意:これらを食べた場合は、ご飯の量を減らしましょう)

⚠️ 黄信号ゾーン(時々食べる、量をコントロール、賢く組み合わせる)

  • 白米、白い麺、白いパン(食パン/中華まん):食べてはいけないわけではありませんが、必ず量をコントロールし(例:1食につき握りこぶし1つ分程度)、たっぷりの野菜とタンパク質と組み合わせましょう。
  • 全粒粉パン/全粒粉まんじゅう:原材料表示をよく確認しましょう。全粒粉の使用量が少ないのに、砂糖や油が加えられた「ニセ全粒粉」商品が多いです。
  • ジャガイモ:調理法が重要です。蒸しジャガイモ、焼きジャガイモはOKですが、フライドポテト、マッシュポテトは要注意です。

🛑 赤信号ゾーン(避けるように努める)

  • 各種スイーツ:ケーキ、クッキー、パイ、砂糖入り飲料。
  • 高度に加工された主食:揚げパン(油条)、インスタントラーメン、シリアルバーや加糖シリアル、白いパン(食パン)。
  • ドロドロに煮込んだお粥:特に白米のお粥。

最後にひとことアドバイス

  1. 総量のコントロールが鍵:健康的な主食でも、食べ過ぎれば血糖値は上がります。一般的に、1食の主食の量は自分の握りこぶし1つ分程度が適量とされています。
  2. 「無糖食品」を過信しない:多くの無糖のお菓子は、砂糖(ショ糖)が添加されていないだけで、原料自体が精製炭水化物(小麦粉)であり、大量の油が加えられていることが多く、血糖値を上げる力は全く弱くありません。
  3. ゆっくり、焦らずに:いきなり主食を全て雑穀に替えると、胃腸が対応できないかもしれません。1/3程度から始めて、徐々に割合を増やしていきましょう。

これらの小さなアドバイスがお役に立てれば幸いです。健康的な食生活は短距離走ではなく、旅のようなものです。自分に合ったペースを見つけて、美味しいものを楽しみながら、健康な体も手に入れましょう!

作成日時: 08-13 13:18:53更新日時: 08-13 16:41:08