富士山の山頂火口の直径と深さはおよそどのくらいですか?

作成日時: 8/14/2025更新日時: 8/18/2025
回答 (1)

こんにちは!富士山の山頂にある火口について、イメージしやすいように解説しますね。

富士山の山頂にあるあの巨大なくぼみは、主火口であり、日本では**大内院(おおうちいん)**と呼ばれる固有の名前があります。

直径

この火口の直径はおよそ780メートルです。

  • どのくらいの大きさかというと?
    • 学校にある標準的な400mトラックを思い浮かべてください。火口の直径は、そのトラックを2つつなぎ合わせた長さほどになります。
    • もし火口の一方の縁に立って反対側にいる人に手を振っても、おそらく相手の姿はほとんど見えないでしょう。

深さ

火口の深さはおよそ200メートルです。

  • これはどのくらいの深さかというと?
    • 現在一般的な住宅の階高は約3メートルです。200メートルというのは、まるで65階建てほどの高層ビルの高さに相当します。
    • ですから、せっかく山頂まで登り、火口の縁から下を見下ろすと、その深淵さは非常に衝撃的です。

補足:興味深い情報

  • 日本の最高地点はここ!: 日本の最高地点である標高3776メートルの剣ヶ峰(けんがみね) は、実はこの大内院の火口縁にある峰の一つです。
  • 火口を一周できる: 多くの登山者が頂上到達後の「究極の挑戦」として、この大きな火口の縁を一周します。この行為は日本語で**お鉢巡り(おはちめぐり)**と呼ばれ、火口の形が巨大な鉢(はち)に似ていることが語源です。一周するには約1.5時間かかります。
  • 真円ではない: ここで「直径」と説明しましたが、火口は完全な円形ではなく、むしろ不規則な楕円形に近い形状をしています。

簡単にまとめると:

  • 直径: 約 780メートル
  • 深さ: 約 200メートル

この説明がお役に立てば幸いです!

作成日時: 08-14 09:14:07更新日時: 08-14 15:29:32