エッセンシャルオイルにおける「ケモタイプ」とは何ですか?
精油の「ケモタイプ」とは?
こんにちは!何年も精油を使っている者として、「ケモタイプ」(Chemotype)について簡単に説明しますね。専門用語はなるべく使わず、分かりやすくお伝えします。
簡単に言うと、精油のケモタイプとは、同じ植物種でも生育環境の違いによって、精油中の化学成分の割合が少し異なるタイプのことです。同じ品種の植物でも、育つ場所の土壌、気候、標高などが違うと、抽出される精油の成分バランスが変わってしまうのです。これはまるで、同じレシピでも料理人によって味わいが少し変わるようなもので、本質は同じでも個性が出るわけです。
なぜケモタイプが存在するのか?
- 植物の「個性」:植物は機械のように正確ではありません。環境に応じて自らを適応させます。例えばローズマリーには、特定の成分を多く含むタイプや、別の成分を多く含むタイプなど、いくつかのケモタイプが存在します。
- 具体例:ローズマリー精油の場合
- カンファー型(Camphor):カンファー(樟脳)を比較的多く含み、筋肉痛の緩和に適しています。
- シネオール型(Cineole):ユーカリプトール(シネオール)を多く含み、風邪の時の呼吸器ケアなどに適しています。
- ベルベノン型(Verbenone):比較的マイルドで、スキンケアによく用いられます。
精油を購入する際、ラベルに「CT」や「Chemotype」と書かれ、その後にタイプ名が記載されている場合、それはその精油の具体的なケモタイプを示しています。すべての精油にケモタイプがあるわけではなく、タイム、バジル、ラベンダーなどの植物で特に違いが顕著です。
なぜこれが重要なのか?
アロマセラピーで効果を高め、安全に使用するためには、適切なケモタイプを選ぶことが大切です。例えば、リラックスしたい時にタイプを間違えると効果が得られにくかったり、中には妊婦やお子様には適さないタイプもあります。ですから、精油を購入する際はラベルをよく確認したり、販売店に尋ねたりすることをお勧めします。私自身、精油を使い始めた頃はこれを気にせず、少し失敗したこともあります。今では確認が習慣になりました。
特定の精油について質問があれば、また聞いてくださいね。経験をたくさんシェアできますよ! 😊