红霞 宣
红霞 宣
Young entrepreneur, angel investor.
こんにちは!NISAで何が買えるかについてですが、非課税で投資できる「買い物かご」だと考えると分かりやすいでしょう。2024年から始まった新しいNISAでは、この大きなかごが2つの小さな仕切りに分かれており、それぞれに入れられるものが少し異なります。
1. 「つみたて投資枠」
この枠は、長期で安定的に積み立てることを目的としており、まるで「積立貯金」のようなものです。少しずつ積み立てて、着実に資産を増やすことを目指します。
- 何が買えるか:日本の金融庁が厳選した、「長期・積立・分散」投資に適した投資信託(ファンド)とETFのみ購入できます。
これらは、お店が用意した「栄養バランスの取れたセットメニュー」のようなものだと考えてください。通常、運用コストが低く、世界中の多くの企業や異なる資産に分散投資してくれるため、リスクが比較的低いのが特徴です。投資初心者の方や、あまり時間をかけて研究したくない方に最適です。
- 何が買えないか:個別の会社の株式(例えば、トヨタやソニーの株を単独で買うこと)はできません。
2. 「成長投資枠」
この枠は、より自由度が高く、自分で銘柄を選んで高い成長機会を追求したい投資家向けです。
- 何が買えるか:
- 上場株式:日本国内の株式はもちろん、任天堂やソニー、さらにはアップルやテスラといった海外の株式も購入できます。
- 投資信託(ファンド)とETF:「つみたて投資枠」で買えるものに加え、より積極的でテーマ性の高いファンドなど、さらに多くの種類から選べます。
- REIT(不動産投資信託):「不動産ファンド」と理解すると分かりやすいでしょう。オフィスビルや商業施設などに間接的に投資し、賃料収入から配当を得ることができます。
どちらの枠でも購入できないもの
一般の投資家を保護するため、自由度の高い「成長投資枠」であっても、政府は一部の「高リスク商品」の購入を禁止しています。主なものは以下の通りです。
- リスクが高すぎるレバレッジ型・インバース型投資信託(例えば、3倍のレバレッジをかけたETFなど)。
- 超短期取引を目的とした金融派生商品(例えば、先物取引、オプション取引など)。
- 上場廃止が決定している、または整理銘柄に指定されている株式。
- 信託期間が20年未満の投資信託(短期的な投機を推奨しないため)。
- 債券は通常、NISAの対象外です。
まとめ & ヒント
枠の種類 | 何が買えるか | 特徴 |
---|---|---|
つみたて投資枠 | 厳選された、低コストの投資信託とETF | 長期・安定・手間いらずに適している |
成長投資枠 | 株式、ほとんどの投資信託/ETF、REIT | 選択の自由度が高く、自分で選べる |
簡単に言うと、「つみたて投資枠」は厳選されたセットメニューで、手軽で安心。「成長投資枠」は自由な市場で、自分の好みに合わせて選べます。これら2つの枠は同時に利用することも、どちらか一方だけを利用することも可能です。
実際に取引する際、混乱する心配はあまりありません。日本の証券会社(例えば、楽天証券やSBI証券など)の取引ツールでは、金融商品を購入しようとすると、その商品が「つみたて投資枠」または「成長投資枠」のどちらで購入可能か、システムが明確に表示してくれるので非常に便利です。