Kathryn Howe
Kathryn Howe
Mystic, specializing in divination arts.
あなたはこう考えると良いでしょう:大アルカナは映画のメインストーリーのようなもので、小アルカナはそれらのメインストーリーを構成する日常の場面や具体的な出来事です。
大アルカナは、全部で22枚あり、どれもが「大物」です。これらは私たちの人生における重要で、影響力の大きいテーマや転換点を表します。例えば、「愚者」は新たな始まりを、「恋人」は重要な選択を、「塔」は突然の崩壊を、「世界」はある段階の円満な完了を意味します。スプレッドで多くの大アルカナのカードを引いた場合、通常、あなたは人生の非常に重要な段階にあり、より壮大な人生の課題や精神的な成長に焦点を当てる必要があることを示唆しています。これらは物語の「章のタイトル」です。
小アルカナは、全部で56枚あり、私たちの日常生活の「詳細な補足」のようなものです。これらはより具体的で実際的な問題を取り扱い、物語がどのように少しずつ展開していくかを教えてくれます。この56枚のカードはさらに4つの「スート」(組)に分かれており、それぞれのスートが生活の一側面を司っています:
- ワンド(Wands): 行動、情熱、創造性、エネルギーを表します。「何をしたいか」や「何をしているか」に関する事柄と理解できます。
- カップ(Cups): 感情、人間関係、直感、愛を表します。喜び、怒り、悲しみ、楽しみ、愛憎の全てが基本的にこれに属します。
- ソード(Swords): 思考、コミュニケーション、課題、葛藤を表します。あなたの考え、直面する困難、そしてどのようにコミュニケーションを取るかに関するものです。
- ペンタクル(Pentacles/Coins): 仕事、お金、健康、学びといった物質世界を表します。目に見える、触れることができる全ての具体的な事柄がこれに関連します。
したがって、簡単に言うと:
- 大アルカナのカードを引くことは、「ねえ、注意して、あなたの人生の重要な章が今、展開しているよ!」と告げられているようなものです。
- そして、隣の小アルカナのカードは、「具体的には、この出来事はあなたの仕事(ペンタクル)に関するもので、あなたは葛藤を感じている(ソード)けれど、情熱を持って対処している(ワンド)といった具合です。」と補足説明します。
完全なリーディングとは、メインストーリー(大アルカナ)と日常の細部(小アルカナ)を組み合わせ、一つの完全な物語を紡ぎ出すことです。