日本のモバイルSIMカードの取得や携帯電話契約の手続きはどうすればいいですか?主要な通信事業者はどこですか?
作成日時: 8/11/2025更新日時: 8/18/2025
回答 (1)
こんにちは!日本に来たばかりの方、またはこれから来られる方にとって、携帯電話のSIMカードを準備することは確かに最優先事項ですね。ネットがないと何もできませんから。ご心配なく、実はそれほど複雑ではありません。わかりやすく説明しますので、きっと理解していただけるはずです。
まず知っておくべき、日本のSIMカードの2大陣営
日本の携帯電話契約は、レストランで食事を選ぶようなもの。大きく2つの選択肢があります:
- 高級フルコース (大手キャリア - Major Carriers):最大手の通信会社数社です。サービスが良く、ネットワークも安定していますが、その分お値段も高めです。
- お手頃定食 / コスパ重視プラン (格安SIM - Budget SIMs/MVNOs):大手のネットワークを借りて、より安い価格で提供する小さな会社(MVNO)です。味(通信速度)は大抵良好ですが、ラッシュ時には少し遅くなることも。サービスは基本的に自分でネット上で管理します。
陣営その1:高級フルコース - 三大キャリア
この3社が日本の「チャイナモバイル、チャイナユニコム、チャイナテレコム」に相当します。巨大企業で、全国津々浦々に店舗があり、どこの街の商店街でも看板を見かけます。
キャリア | 特徴 | おすすめの人 |
---|---|---|
NTTドコモ | カバーエリアが最も広く、特に地方の田舎や山間部でも安定した電波が入ります。日本の「チャイナモバイル」と考えるとわかりやすいでしょう。 | ネットワークの安定性を最重視する方、郊外や山へよく出かける方。 |
au (KDDI) | ネットワーク品質はドコモとほぼ同等。プランが柔軟で、エンタメサービス(Netflixなど)とのセット割引が豊富です。 | 動画視聴や音楽鑑賞が好きで、生活・エンタメ系のセット割を求める方。 |
ソフトバンク | プランが最も大胆で、積極的なキャンペーン(例:PayPay(日本のAlipay)との深い連携、ポイント還元キャンペーン多数)を頻繁に行います。 | 価格に敏感、モバイル決済を好み、様々な特典やポイント還元を求める若者層。 |
メリット:
- 最高峰のネットワーク品質:速度が速く、カバーエリアが広く、非常に安定しています。
- 手厚いサポート:全国に実店舗があり、問題が起きれば店員に直接相談でき、設定も手取り足取り教えてもらえます。
- スマホの分割購入が可能:最新のiPhoneが欲しい? 契約と同時に分割払いで購入でき、端末代金を毎月の料金に組み込めます。
デメリット:
- 高い! 月額料金は簡単に7000~10000円(約350~500元)を超えます。
- 契約の縛り:以前は必ず2年契約でした。今は柔軟になりましたが、まだ契約期間が設けられているプランが多いです。
- 手続きがやや複雑:在留カードの有効期限や銀行口座など、審査が比較的厳しいです。
陣営その2:コスパ重視 - 格安SIM (MVNO)
「格安」は日本語で「安い」という意味です。これらの会社は自社の基地局を持たず、上記の三大キャリアのネットワークを借りてサービスを提供します。
主な格安SIMブランド:
- 楽天モバイル (Rakuten Mobile):少し特殊で、第四のキャリアを目指して自社ネットワークを構築中です。カバー外ではauのネットワークを利用します。特徴は破格の安さで、使用量が少なければ安く、場合によっては無料になることも。
- UQ mobile:auの「子会社」で、auのネットワークを使用。格安SIMの中ではトップクラスの速度と安定性を誇ります。
- Y!mobile:ソフトバンクの「子会社」で、ソフトバンクのネットワークを使用。同様に安定性と速度が特徴で、実店舗もあります。
- IIJmio, mineo, OCNモバイル ONE:独立系の格安SIMブランドです。プランが非常に柔軟で、ドコモ、au、ソフトバンクの回線から自由に選択でき、価格も競争力があります。
メリット:
- 安い! これが最大のメリットです。データ容量にもよりますが、月額1000~3000円(約50~150元)程度から利用可能です。
- 契約期間なし or 短期契約:ほとんどの格安SIMに長期契約はなく、いつでも乗り換え可能で自由度が高いです。
- オンライン手続きが超簡単:基本的に全てオンラインで申し込み、SIMカードを自宅に直接配送してもらえます。
デメリット:
- ラッシュ時は速度低下の可能性:例えば昼12時~13時、夜18時~20時など、多くの人がネットを利用する時間帯は、三大キャリアより速度が遅くなる場合があります。
- 基本セルフサービス:実店舗が少なく、問題が起きたら基本的に自分で公式サイトの説明を読むか、オンラインサポートに連絡する必要があります。
- 通常、端末は自分で用意が必要:SIMロックフリー(SIMフリー)のスマホが必要です。もちろん端末も販売していますが、選択肢は多くありません。
どうやって契約する? 手順を詳しく解説
どちらを選んでも、契約の流れと必要なものはほぼ同じです。
ステップ1:必要書類を準備(ここが最重要!)
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身分証明書:
- 在留カード (Residence Card):これが最も重要です!必須です。多くの会社で、在留カードの残存有効期間が3ヶ月以上あることが求められます。
- パスポート (Passport):補助書類として。
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支払い方法:
- 日本の銀行口座 or クレジットカード:ほとんどのキャリアで毎月の料金引き落としに必要です。日本に来たばかりだとこれがないのが難点です。
- ヒント:IIJmioなどの一部の格安SIMは、海外発行のクレジットカード(VISA, MasterCardなど)を受け入れる場合があります。試してみる価値はありますが、最も確実なのは日本の銀行口座を作ることです。
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日本の住所と電話番号:
- 確実な日本の住所が必要です。SIMカードはここに郵送されます。
- 電話番号は「ニワトリが先か卵が先か」的な問題ですが、申請時には通常、連絡先の電話番号が必要です(最初は友達や学校の番号を借りても構いません)。
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印鑑 (Hanko):実店舗で契約する場合、稀に押印が必要なことがあります(最近は減っていますが、持っていると安心です)。
ステップ2:契約方法を選択
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実店舗で契約する (大手キャリア / UQ / Y!mobile)
- 流れ:必要書類を持参 -> 店舗で順番待ち -> 店員に「新規契約をしたいです」(shinki keiyaku o shitai desu) と伝える -> 店員がプランを説明し、書類を確認、手続きを進めてくれます。
- メリット:その場でSIMカードを受け取れます。疑問点はその場で質問できます。
- デメリット:混雑時は待ち時間が長いです。ある程度の日本語コミュニケーション能力が必要です(大都市の店舗では中国語対応可能な店員がいることもあります)。
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オンラインで申し込む (格安SIMの主流)
- 流れ:契約したい格安SIMの公式サイトを探す -> プランを選択 -> 個人情報、住所を入力 -> 在留カードとパスポートの写真をアップロード -> クレジットカードまたは銀行口座情報を入力 -> 審査を待つ。
- メリット:いつでもどこでも申請可能。並ぶ必要はありません。
- デメリット:SIMカードが自宅に届くまで数日かかります。サイトの説明を自分で理解する必要があります(ブラウザの翻訳機能を活用しましょう)。
初心者へのアドバイス
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到着直後はどうする?
- 日本に着いてすぐにネットが必要な場合は、空港で一時利用のプリペイドSIMカード (Prepaid SIM) を購入しましょう(通常7日~30日間利用可能)。これで在留カードや銀行口座を準備する時間ができ、落ち着いて長期利用のSIMカードを選べます。
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学生/働き始めで予算が限られている
- 格安SIMを強くおすすめします。例えば楽天モバイルなら、月間3GB以内の利用で1078円と破格の安さです。UQ mobileやY!mobileもネットワーク品質が良く、価格も手頃です。
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日本語が苦手で不安
- ビックカメラ (Bic Camera) やヨドバシカメラ (Yodobashi Camera) などの大型家電量販店に行きましょう。通常、携帯電話コーナーがあり、大手キャリアから格安SIMまで幅広く取り扱っています。中国語対応スタッフがいる店舗もあり、比較や契約のサポートをしてもらえます。
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必要なデータ量がわからない
- まずはデータ容量が少なめの格安SIMプランを選びましょう。多くの場合、オンラインでいつでもプラン変更が可能です。数ヶ月使えば、自分に必要なデータ量がわかってきます。
この超詳細な説明がお役に立てれば幸いです!日本での新生活は、ぴったりのSIMカード選びから始めましょう!ご成功をお祈りしています!
作成日時: 08-11 12:29:25更新日時: 08-12 02:35:43