チャーリー・マンガーはウォーレン・バフェットの特定の投資に反対したことはありますか?その記録はありますか?

作成日時: 7/30/2025更新日時: 8/18/2025
回答 (1)

チャーリー・マンガーはウォーレン・バフェットの投資判断に反対したことがある?

こんにちは!私は投資界を長年ウォッチしているファンで、特にバフェットとマンガーの名コンビのエピソードに詳しいです。ご質問について簡単にお話ししましょう。チャーリー・マンガーとウォーレン・バフェットはバークシャー・ハサウェイの黄金のコンビであり、数十年にわたり協力してきました。通常は意見が一致しますが、マンガーがバフェットの投資判断に反対したケースも確かに存在します。これは秘密ではなく、両者が公の場や著書でこれらの相違点について言及しています。マンガーのスタイルはより理性的で保守的であり、時にバフェットの「盲点」を率直に指摘することがあります。以下に記録が確認できる具体例をいくつか挙げて整理します(年次報告書、インタビュー、伝記などに記載)。

1. 航空業界への投資(USエアーなど)

  • バフェットは1989年にUSエアー(アメリカン航空の前身)に投資しましたが、後に多額の損失を出しました。マンガーは当初から強く反対しており、航空業界は競争が激しくコストが高く、問題が起きやすいと考えていました。マンガーは後にバークシャーの年次総会で冗談交じりに「ウォーレン、これは君のミスだ。航空業界には手を出すべきじゃなかった」と述べています。
  • 記録の所在: バークシャー・ハサウェイの年次株主レターやマンガーの著書『貧しいチャーリーの知恵』に記載があります。バフェット自身もこの投資が誤りだったと認め、マンガーの反対が早期の損失確定につながったと述べています。

2. ソロモン・ブラザーズへの投資

  • 1980年代後半、バフェットがこの投資銀行への投資を検討した際、マンガーは懐疑的でした。投資銀行のカルチャーはリスクが高く、スキャンダルに巻き込まれやすいと考えたのです(後に実際に問題が発生)。マンガーは直接「投資すべきでない」と助言しましたが、バフェットは投資を実行。結果的に会社は倒産寸前となり、バフェット自ら危機対応にあたりました。
  • 記録の所在: バフェットの伝記『雪だるま式成長』に詳細が記載されており、株主総会の録音記録でも確認できます。マンガーは後日「言った通りだ、これは我々の分野じゃない」と述懐しています。

3. その他の意見相違(コカ・コーラなど)

  • マンガーは当初、バフェットのコカ・コーラへの大規模投資に懸念を示しました。飲料業界の変化が速いと考えたためです。しかし後にバフェットの説得を受け入れ、この投資は成功事例となりました。マンガーはインタビューで「ウォーレンの直感は時に私の分析より正確だ」と語っています。
  • 記録の所在: バークシャー年次総会の動画(YouTubeで閲覧可)やマンガーの講演録。

総じて、マンガーは無闇に反対したのではなく、議論を通じてバフェットの考えを深化させる役割を果たしました。両者の意見相違は彼らの成功の秘訣の一つであり、マンガーは「悪魔の代弁者」のように常に欠点を指摘し、盲目的な判断を防いだのです。興味があれば『貧しいチャーリーの知恵』や年次総会の動画を視聴することをお勧めします。そこにはこうしたエピソードが数多く記録されています。マンガーは現在高齢ですが、その知恵は今も非常に有用です!具体的な事例をさらに掘り下げたい場合は、いつでもご質問ください。

作成日時: 08-08 11:27:10更新日時: 08-10 01:30:43