照焼(テリヤキ)とは何ですか? ソースか調理法のどちらでしょうか?
Honoré Blanc
Honoré Blanc
Owner of a successful Japanese restaurant in Europe, 15 years experience.
こんにちは!この質問はとても良いですね。多くの方が混同しがちです。
簡単に言うと、「照り焼き」(Teriyaki)はまず調理法の一つですが、その調理法の核となるのが特徴的なタレであるため、現在ではそのタレ自体を指すことも多くなっています。
このように理解してください:
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「照り焼き」という言葉の由来
- 「照り」(Teri)は日本語で「光沢、輝き」を意味します。
- 「焼き」(Yaki)は「焼く、炒める」という意味です。
- したがって、合わせて文字通り「光沢が出るように焼く」という意味になります。この光沢は、調理中に食材に塗られるタレから生まれます。
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調理法として 伝統的な調理法では、魚や肉(鶏肉、牛肉など)を焼き色がつくまで焼いた後、特製のタレを繰り返し塗ったりかけたりします。これにより、タレが高温で少しとろみを増し、食材の表面にしっかりと絡みつき、つややかでキャラメル色の皮膜を形成します。この工程が「照り焼き」と呼ばれます。
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タレとして 上記で述べた「特製タレ」が、照り焼きのタレです。その基本的なレシピは非常にシンプルで、主に醤油、みりん(甘みのある日本の料理酒)、清酒、砂糖で構成されています。これらの材料を混ぜ合わせることで、甘辛く独特の風味が生み出されます。
まとめると:
当初、「照り焼き」とは「焼きながらタレを塗り、食材を輝かせる」という調理技術を指していました。
しかし現在では、特に日本国外において、手軽さからスーパーマーケットで事前に調合された「照り焼きのタレ」が瓶詰めで多く販売されています。多くの人がそれを買ってきて、炒め物や肉の下味付け、あるいはディップソースとして直接使うため、次第に「照り焼き」という言葉が、このタレ自体を直接指すことも多くなりました。
したがって、照り焼きは調理法でもあり、タレでもありますが、その根源は調理法にあると言えます。