Tara Carter
Tara Carter
Lived in Sri Lanka for 3 years, exploring its hidden gems and daily life.
スリランカでのカード決済と現金引き出しについて、私の経験を共有させていただきます。お役に立てれば幸いです。全体的に見て、ここは「半々」の世界なので、両方の準備をしておく必要があります。
クレジットカードと銀行カードの利用状況
スリランカを二つの部分に分けて考えてみてください。一つは現代的で国際的なエリア、もう一つはより伝統的でローカルな場所です。
1. これらの場所では、カード決済が便利です:
- 大都市や主要観光地: コロンボ、ゴール、キャンディ、ヌワラエリヤなどの場所では、カード決済を受け付けている場所が多いです。
- 星付きホテルや大型リゾート: 基本的にまともなホテルであれば、予約時もチェックアウト時もカード決済に問題はありません。
- チェーンスーパーマーケット: Food City (Cargills)、Keells、Arpicoなどの大手スーパーでは、国内と同様にカード決済が非常に普及しています。
- 高級レストランやショッピングモール: コロンボのショッピングモール内や、観光客向けに特化したレストラン、宝石店、土産物店では、カード決済が標準です。
- 主要な鉄道駅: 現在、一部の主要駅の切符売り場でもカード決済がサポートされ始めていますが、すべての小さな駅で利用できるとは期待しないでください。
2. これらの場所では、現金を使うのが最善です:
- 小さなレストランや屋台: 本格的なコットゥロティ(炒めパン)を試したり、キングココナッツを買ったりしたいですか?それなら現金が必須です。これらの小さな店のオーナーはPOS端末を持っていません。
- トゥクトゥク(三輪タクシー)やローカルバス: すべての交通費、特にトゥクトゥクは100%現金のみです。小銭を十分に用意しておくのが良いでしょう。
- ゲストハウスや小さなホテル: 多くの家族経営のアットホームな宿では、オーナーが現金取引を好みます。中にはカード決済に対応していないところもあります。
- 地元の市場やバザール: 果物、スパイス、手工芸品など、何を買うにしても現金が唯一の支払い方法です。値切り交渉も現金の方が便利です。
- 観光地の入場料: シーギリヤロックや仏歯寺など、ほとんどの観光地の入場料は現金で購入する必要があります。
ちょっとしたヒント: VisaとMastercardが圧倒的な主流で、カード決済が可能な場所ならほとんどどこでも使えます。アメリカン・エキスプレス(American Express)やダイナースクラブ(Diners Club)をお使いの場合、利用できる場所はかなり少なくなります。カード決済の際、店員から現地通貨(LKR)か自国通貨のどちらで決済するか尋ねられたら、必ず現地通貨(LKR)を選択してください。その方が為替レートがお得になります。
ATMネットワークは安定していて信頼できますか?
ATMについては、私の感覚では**「ネットワークは広範囲にカバーされているが、時々気まぐれを起こす」**といった感じです。
信頼できる点:
- 数が多い、広範囲をカバー: 少し大きめの町ならどこでも簡単にATMを見つけることができます。Commercial Bank (セイロン商業銀行)、HNB (ハットン・ナショナル銀行)、Sampath Bankなど、銀行の支店も多く、それらのATMは全国に点在しています。空港を出てすぐの場所にもずらりと並んでおり、非常に便利です。
- 主要な銀行カードに対応: お持ちのカードにVisa、Mastercard、Maestro、Cirrusなどのマークがあれば、ほとんどのATMで認識され、現金を引き出すことができます。
注意すべき「気まぐれ」な点:
- 時々「ストライキ」を起こす: 時折、ネットワークの問題、システムメンテナンス、あるいは単に「機嫌が悪い」という理由で、特定のATMが使えないことがあります。心配しないでください、これはよくあることです。角を曲がったところにある別の銀行のATMを試せば、たいてい問題なく使えます。
- 現金が空になる: 特に週末や祝日の前には、人気のある地域のATMの現金がなくなることがあります。そのため、習慣として、平日のうちに十分な現金を事前に引き出しておくのが最善です。財布が空になってから慌ててATMを探すことのないようにしましょう。
- 引き出し限度額がある: スリランカのほとんどのATMでは、1回あたりの引き出し上限が40,000~80,000ルピー(約1,000~2,000人民元)です。お使いの国内のカード発行銀行にも1日の引き出し限度額があるかもしれません。そのため、多額の現金が必要な場合は、複数回に分けて、または数日にわたって引き出す必要があるかもしれません。
- 手数料: スリランカの銀行はサービス料を徴収し、同時に国内のカード発行銀行も海外引き出し手数料を徴収する場合があります。出発前に、ご自身の銀行にこれらの関連費用について問い合わせておくのが最善です。
最終的なアドバイス:
- **「現金が王様、カードは補助」**がスリランカで最も賢い戦略です。
- 到着したらすぐに現金を引き出す: コロンボ空港で入国審査を終えたら、すぐにATMで数日分の現金(例えば、数日間の交通費、食費、入場料を支払うのに十分な額)を引き出しましょう。
- 高額な買い物にはカードを利用: ホテルの宿泊費、高級レストランでの食事、買い物など、クレジットカードは必要な場面で使いましょう。これにより、安全性が確保され、多額の現金を携帯するリスクを減らすことができます。
- 常に現金を携帯する: 財布には、日常の交通費、軽食、入場料、その他様々な少額の出費に対応できる十分な現金を常に用意しておきましょう。
- 予備のカードを用意する: 万が一、1枚のカードに問題が発生した場合に備えて、異なる銀行のカードを2枚持っていくのが最善です。
まとめると、スリランカの決済の利便性は想像以上に良いですが、国内ほどどこでも使えるわけではありません。「現金+クレジットカード」の両方の準備をしておけば、非常にスムーズに旅行を楽しめるでしょう!