スリランカは写真撮影に最高の場所で、被写体の選択肢も豊富です。何度か訪れた私が、特に撮る価値があると感じたのは以下のテーマです。
まず、動物、特に野生動物です。ミリッサでのクジラとイルカウォッチングは格別で、朝早く船に乗って海に出ると、巨大なシロナガスクジラが水面に浮上して呼吸する姿をよく見かけます。その迫力は圧倒的で、素晴らしい写真が撮れます。内陸では、ヤラ国立公園がヒョウを撮影するのに良い場所ですが、見つけるのは難しいです。しかし、ゾウ、クジャク、ワニなどは簡単に見つけられるので、望遠レンズで狙えば完璧です。
茶畑もまた、素晴らしい写真が撮れます。ヌワラエリヤ一帯は、緑豊かな茶畑が段々畑のように広がり、朝にはしばしば薄い霧が漂います。帽子をかぶって腰をかがめて働く茶摘みのおばあさんたちの姿は、とても静かで温かい光景です。茶摘みシーズンに訪れ、太陽の光が降り注ぎ、茶の畝の間に光と影が交錯する様子は、シャッターを切るだけで絵葉書のような一枚になります。
仏塔や寺院も見逃せません。キャンディの仏歯寺、ポロンナルワやアヌラーダプラといった古都には、千年以上の歴史を持つ仏塔や石像が至る所にあります。特に日の出や日没時には、金色の光が仏塔に当たり、非常に荘厳な雰囲気で、撮れた写真には時間が止まったかのような感覚があります。現地の文化を尊重し、きちんとした服装で訪れることを忘れないでください。
最後に、ビーチです。スリランカは全周が海に囲まれています。ミリッサやヒッカドゥワのような南西海岸は、ヤシの木が茂る砂浜、古い灯台、小さな漁村があり、熱帯の雰囲気が満載で、写真撮影に最適です。人文的な要素が好きなら、朝、漁師たちが大きな漁網を引く光景は非常に象徴的で、多くの人がこの瞬間を狙って撮影に訪れます。
これらのテーマを順番に巡れば、スリランカの魅力を余すところなく写真に収めることができ、自然と文化の両方を体験できる、多様で写真映えする旅となるでしょう。