空腹時血糖値と食後血糖値の正常値、前糖尿病値、診断値はそれぞれいくつですか?
作成日時: 8/13/2025更新日時: 8/18/2025
回答 (1)
こんにちは!血糖値に気を配るのはとても良い習慣です。これは私たちの健康状態を知る「バロメーター」の一つですからね。これらの数値を分かりやすく整理してみました。
普段私たちが言う血糖値は、主に2つの重要なタイミングで測ります:空腹時と食後です。
- 空腹時血糖値 (Fasting Blood Glucose, FBG):朝起きて、まだ何も食べたり飲んだりしていない状態(少なくとも8~10時間絶食後)で測る値です。体が「休息」している時の基礎的な血糖レベルを反映します。
- 食後血糖値 (Postprandial Blood Glucose, PBG):これは通常、食事の最初の一口を食べてから2時間後に測る値です。体が食べ物(特に炭水化物)をどのように処理しているか、インスリンがしっかり働いているかどうかを見る指標です。
下の表を見れば一目瞭然です。単位は mmol/L(ミリモル/リットル)で、これは日本の病院で最も一般的に使われる単位です。
血糖値レベル対照表
状態 (Status) | 空腹時血糖値 (mmol/L) | 食後2時間血糖値 (mmol/L) | 説明 |
---|---|---|---|
✅ 正常範囲 | < 6.1 | < 7.8 | おめでとうございます!血糖コントロールは良好です。健康的な生活習慣を続けましょう。 |
⚠️ 糖尿病予備群 | 6.1 ~ 6.9 | 7.8 ~ 11.0 | これは「分かれ道」です!体はすでに警告サインを出していますが、まだ糖尿病ではありません。改善と介入のゴールデンタイムです! |
❌ 糖尿病の診断基準 | ≥ 7.0 | ≥ 11.1 | 複数回の測定でこの値に達した場合は、早めに医師の診察を受けてください。医師は他の検査結果と合わせて診断します。 |
重要な注意点
-
過度に心配しないで:たまに1回測定値が高く出ても慌てないでください。前夜の食事(食べ過ぎ)、睡眠不足、体調不良などが翌朝の空腹時血糖値に影響することがあります。糖尿病の診断には、複数回・異なるタイミングでの測定結果と、医師の判断が必要です。
-
「糖尿病予備群」はチャンス:「予備群」という言葉を見て慌てる人が多いですが、これはむしろ良い知らせです。生活習慣を改めなければ本当の糖尿病になる、という警告なのです!この段階で食事管理と運動をしっかり行えば、血糖値を正常範囲に戻し、薬を飲まずに済む可能性が十分にあります。
-
もう一つの重要な指標:上記の2つに加えて、医師は「グリコヘモグロビン(HbA1c)」というさらに重要な指標を見ます。これは血糖値のように変動しにくく、過去2~3ヶ月間の平均的な血糖レベルを反映する、「長期血糖コントロール」の評価における「ゴールドスタンダード」です。
- 正常:< 6.0%
- 糖尿病予備群:6.0% - 6.4%
- 糖尿病:≥ 6.5%
-
病院の静脈血検査が基準:自宅の血糖測定器で指先から測るのは毛細血管の血液で、多少の誤差があります。最終的な診断は、病院で採血した静脈血の検査結果が基準となります。
この情報がお役に立てば幸いです!健康に気をつけて、健やかな生活を送りましょう!
作成日時: 08-13 13:10:23更新日時: 08-13 16:30:43