抹茶はふるう必要がありますか?

抹茶粉は篩にかける必要がありますか?

はい、抹茶粉は通常、篩にかける必要があります。以下にその詳細な理由と方法を説明します。

理由

  • ダマの除去:抹茶粉は保存中に湿気を含んで固まりやすく、篩にかけることでこれらのダマをほぐし、粉末をきめ細かく均一にします。
  • 溶解の促進:きめ細かくなった粉末は、お湯に溶けやすくなり、お茶の中に粉っぽさが残るのを防ぎ、口当たりのなめらかさを向上させます。
  • 泡立ちの向上:日本の伝統的な茶道では、篩にかけた抹茶はより豊かで持続性のある泡(「茶筅の泡」と呼ばれます)を生み出し、これは抹茶の品質を左右する重要な要素です。
  • 茶道の伝統に則る:篩にかけることは、日本の茶道(抹茶点前など)における標準的な手順であり、お茶の純粋さと儀式的な側面を保証します。

方法

  • 道具:目の細かい篩(専用の茶こしや細目篩など)を使用します。篩の目の粗さは80~100メッシュ程度が推奨されます。
  • 手順
    1. 適量の抹茶粉(約1~2茶さじ)を篩に入れます。
    2. 篩を軽く振るか、軽く叩いて、粉末が均一に落ちるようにします。
    3. 篩にかけた粉末を直接茶碗に入れ、お湯を注いで点てます。
  • 頻度:毎回使用前に篩にかけることで、最適な状態を保つことができます。

篩にかけないと、お茶に苦味や渋みが出たり、泡立ちが悪くなったりする可能性があるため、抹茶を点てる際には篩にかける習慣をつけることをお勧めします。