ボルドーワインのタンニンは通常、どのような味わいを呈しますか？

ボルドーワインのタンニンについてですね。何本か飲んだ経験から簡単に説明しますね。タンニンとは、主にぶどうの皮や種、そして樽熟成の過程で生まれる天然成分で、味ではなく「口当たり」を特徴づけるものです。口の中に少し「渋み」を感じさせるんです。

代表的な口当たりの表現：
ボルドーワインを飲むと、タンニンは通常、乾いたような収斂感（しゅうれんかん）をもたらします。濃い紅茶を飲んだ時や、熟していないバナナを噛んだ時のような、ギュッと締めつけられるような渋みです。舌や歯茎がほのかに乾燥し、優しく「つかまれた」ような感覚になります。必ずしも快適ではありませんが、これこそが良質な赤ワインの魅力——ワインに骨格と余韻を与える要素なんです。
なぜそうなるのか？
ボルドーワインはカベルネ・ソーヴィニヨン種を多く使用しますが、この品種は元々タンニンが強く、特に左岸のワイン（メドック地区など）で顕著です。若いワインはタンニンが強く粗く、まるで紙やすりで口の中を磨かれているような感じがするかもしれません。しかし数年熟成させると、滑らかな絹のような質感へと変化していきます。

ワイン初心者の方には、メルロー種が主体の右岸ボルドーワインから始めるのがおすすめです。こちらのタンニンは一般的により穏やかで、「攻撃的」ではありません。次に試飲する際は、飲み込んだ後の口の中に残る余韻に注目してみてください。まさにタンニンの仕業ですよ！何かあればまた聞いてね。