緊急事態(医療、火災、犯罪)が発生した場合、何番に電話すればよいですか?

Josephine Gough
Josephine Gough
Experienced immigration consultant for skilled migrants. | 经验丰富的技术移民顾问。

ニュージーランドでは、あらゆる緊急事態にこの1つの番号「111」にかけます。

友人へ、とてもシンプルです。覚える番号は111のたった1つ!

中国のように110(警察)、120(救急)、119(消防)と分かれているのとは違い、ニュージーランドでは警察 (Police)救急車 (Ambulance)消防隊 (Fire) のいずれが必要な場合でも、直接 111 にダイヤルします。これはあらゆる緊急事態の唯一の窓口であり、非常に覚えやすくなっています。


具体的にどんな時に111にかけるのか?

状況は大きく以下の3つに分類できます。あなたの質問にもあった通りです:

  • 医療上の緊急事態 (Medical Emergency)

    • 例:突然の意識喪失、心臓発作、重傷、呼吸困難、大量出血など。
    • オペレーターに伝えること:"I need an ambulance."(救急車をお願いします)。
  • 火災緊急事態 (Fire Emergency)

    • 例:建物火災、森林火災を目撃した場合、重大な交通事故で車内に閉じ込められた人がいる、または強烈な化学薬品漏れの臭いがする場合。
    • オペレーターに伝えること:"I need the fire service."(消防をお願いします)。
  • 犯罪/治安上の緊急事態 (Police Emergency)

    • 例:犯罪が現在進行中であるのを目撃した場合(住居侵入盗、強盗、暴行)、自分または他人の生命が脅かされている状況、危険運転を目撃した場合。
    • 重要なのは「現在進行中」または「発生から間もない」緊急事態であること。
    • オペレーターに伝えること:"I need the police."(警察をお願いします)。

111をかけた後はどうなる?

慌てずに、流れは明確です。ステップ・バイ・ステップで:

  1. 最初のひと言が重要: 電話が繋がるとすぐに、オペレーターが尋ねます: "Fire, Ambulance or Police?"(火災、救急、警察のどちらですか?)
  2. あなたの回答: 状況に応じて、必要なサービスをはっきりと回答します。例えば、シンプルに “Police”(警察)または “Ambulance”(救急)と伝えます。
  3. 転送: その後、あなたは即座に該当する部署のオペレーターにつながります。
  4. 必要な情報の提供: 担当のオペレーターが次にいくつかの重要な質問をします。できる限り落ち着いて、明確に答えることが重要です:
    • あなたの現在地は?(Where are you?) これが最も重要な情報です!住所(番地、通りの名前、地区、都市名など)を可能な限り正確に伝えてください。具体的な住所が分からない場合は、「xxx公園の北門」、「xxxスーパーマーケットの駐車場」など、周辺のランドマークを伝えましょう。
    • 何が起こっていますか?(What is happening?) 状況を簡潔に、直接的に説明してください。
    • 誰が助けを必要としていますか?(Who needs help?) 対象となる人数と、彼ら/彼女らの状態を伝えてください。
    • あなたの電話番号と名前 必要に応じて後から連絡が取れるように。

安心のためのヒント (Tips)

  • 英語に自信がない場合は? 心配無用です!英語での会話が難しい場合は、まず “Chinese interpreter, please”(通訳(中文)をお願いします)と伝えてください。電話通訳サービス(Language Line)があり、通訳者を即座に通話に加わってもらうことが可能です。したがって、言葉の壁は決して障害にはなりません。

  • どんな場合に111にかけて【はいけない】のか? 緊急でない出来事のために111にかけると、本当に助けを必要とする人々のリソースを奪ってしまいます。

    • 緊急性のない犯罪の通報: 例えば、昨夜に車が盗まれた、数日前に自宅で盗難があったが現在は危険が去っている、といった場合。このようなケースでは、非緊急警察通報番号 105 にかけるか、オンラインで届け出てください。
    • 緊急性のない医療相談: 軽い体調不良で医師のアドバイスが欲しい場合などは、ニュージーランドの健康相談ダイヤル (Healthline) 0800 611 116 に連絡してください。看護師が24時間無料でアドバイスを行っています。
    • その他の生活上の悩み事(騒音苦情やパスポート紛失など)では、111にはかけないでください。

まとめ:

ニュージーランドでは、命や財産に関わるような、一刻を争う緊急事態に直面したら、迷わずすぐに電話を取って 111 へダイヤルしてください。このたった1つの番号を覚えることが、全ての救いを呼ぶ電話番号を覚えることになります。安全第一!