ナースコールを押した後、看護師は通常どのくらいで来ますか?緊急の場合はどのような状況ですか?

作成日時: 8/9/2025更新日時: 8/18/2025
回答 (1)

こんにちは!この質問、すごく良いですね。入院中、きっと誰もが気になることだと思います。私自身や家族の入院経験をもとに、分かりやすくまとめてみました。お役に立てれば幸いです。


ナースコールを押してから、看護師は通常どのくらいで来てくれますか?

これには実は決まった答えがありません。「LINEを送ったら相手はどのくらいで返信する?」と聞くようなものです。看護師がその時に何をしているかによって全く異なります。 ただ、おおまかにいくつかのケースに分けて考えることはできます。

全体的な感覚としては、緊急でないこと(例:水が欲しい、ベッドの調整など)の場合、おおよそ3分~10分以内に反応があります。

この時間に幅があるのは、主に以下の要因によるものです:

  • ナースステーションの忙しさ:例えば、朝の薬配りや注射の時間帯、医師の回診が集中している時間などは、看護師は戦場のように忙しくなります。この時にコールを押すと、手元の最優先事項を片付けてからでないと来られない可能性があります。
  • 看護師がその時対応していること:あなたがコールを押した時、担当看護師が別の患者さんの緊急処置(例えば、包帯交換、急変対応、ましてや救命処置)をしているかもしれません。そのような場合は、命に関わる事態を優先せざるを得ません。
  • あなたが呼んだ理由:今は多くの病院で、ナースコールシステムが高度化しており、ナースステーションではどのベッドから呼び出しがあったかが分かります。中には、インターホン機能で「○○番ベッドさん、どうされましたか?」と先に確認できるシステムもあります。もし「ちょっとした用事」と伝えれば、少し手の空いている看護師が来るよう手配したり、手元の仕事が片付いてから対応したりするかもしれません。緊急事態の場合は話が別です(後述します)。

簡単に言えば、看護師を「消防士」に例えると、彼女たちは「火事の深刻度」に応じて出動の順番を決めていると考えてください。


どんな場合が「緊急事態」にあたるの?

これは非常に重要です!絶対に区別してください!あなたが最も迅速な救助を受けられるかどうかに直結します。以下のような状況に遭遇したら、迷わず、これは絶対に緊急事態です!

  1. 呼吸困難または激しい胸の痛み:息ができない、胸が石で押しつぶされるような感じ、動悸がひどい。これは最優先事項です。心臓や肺に深刻な問題が起きている可能性があります。
  2. 意識の急な変化:めまいがする、気を失いそう、頭がぼんやりする、混乱して方向が分からない、またはそばにいる人が呼びかけに反応しない。
  3. 大量出血:傷口、ドレーン、または体のどこかから大量に、急速に出血している。
  4. 激しく耐えがたい痛み:突然起こった、今までに経験したことのない激痛(例:頭がガンガン割れるように痛い、お腹が締め付けられるように痛いなど)。痛み止めも効かない。
  5. 転倒の危険がある、または既に転倒した:トイレに行こうとベッドから降りたが足がガクガクして立っていられない、または既に誤って床に転倒してしまった。
  6. 点滴による重篤な反応:点滴をしている部位が突然赤く腫れて激しく痛む、または全身が寒気、発疹、震えなどの症状が出る。

これらの状況では、コールボタンを押すだけではダメです! インターホンがつながったら、すぐに大きな声で状況を伝えてください。例えば: 「息ができません!早く来てください!」 または 「たくさん出血しています!」 こうすることで、看護師はこれが最優先レベルの警報だとすぐに認識し、手元の緊急でない仕事を全て中断して、真っ先に駆けつけてくれるでしょう。他の医師や看護師に応援を呼ぶこともあります。状況が非常に切迫している場合は、直接大声で助けを呼ぶのも構いません!


では、どんな場合が「緊急でない」ことになるの?

これらのことも大切ですが、少し待ってもらえる、看護師に余裕を持って対応してもらえることです。

  • 水が一杯欲しい、枕を変えてほしい。
  • 点滴がそろそろ終わりそう(完全に無くなる前に押しましょう)。
  • 少し痛いが我慢できる、痛み止めの薬を予約したい。
  • 食事はいつか聞きたい、ヘルパーさんに体の向きを変えてもらいたい。

いくつかアドバイス

「経験者」として、あなたと看護師のコミュニケーションをよりスムーズにするためのアドバイスをいくつか:

  • 具体的に要望を伝える:看護師がインターホンで聞いてきたら、できるだけ一言で明確に。例えば「点滴がそろそろ終わります」は「ちょっと用事があって」よりもずっと効率的です。
  • 少しの忍耐と理解を:看護師さんたちは本当に大変です。無視しているわけではなく、文字通り手が離せないのです。緊急事態でなければ、数分待てば、手元の仕事が片付き次第、必ず来てくれます。
  • 本当に長く待ったら、もう一度押す:緊急でない状況で15~20分以上待っても誰も来ない場合、看護師の引き継ぎ中だったり、忙しすぎて忘れていたりするかもしれません。もう一度押してリマインドするのは全く問題ありません。
  • 家族の役割:もし家族が付き添っているなら、水を取ってくる、物を取ってくるといった小さな用事は、家族にナースステーションまで聞きに行ってもらうか、自分たちで対応してもらうことで、貴重なナースコールをより必要としている人のために残せます。

この情報がお役に立てば幸いです。どうかご本人様(またはご家族様)の一日も早いご回復をお祈りしております!

作成日時: 08-09 02:52:52更新日時: 08-10 02:42:39