消費税の理解方法は?日本の価格タグに記載されている「税抜」と「税込」の意味は何ですか?
こんにちは!日本に来たばかりの方、またはこれから来られる方、買い物の際に値札に書かれた様々な漢字に戸惑うこと、ありますよね?特に「税抜」と「税込」、この2つはレジ前の“必ず出る問題”みたいなものです。でもご安心ください、実は全然複雑じゃないんです。わかりやすく説明しますね。
まず、日本の消費税って何?
簡単に言うと、日本の消費税は他の国の「販売税」や、私たちの国で商品に含まれている「付加価値税」のようなものです。日本で商品やサービスを購入する際に、政府に追加で支払うお金のことです。
現在、日本の消費税は主に2段階あります:
- 10%:これは標準税率で、ほとんどの商品やサービスに適用されます(例:衣類、電子製品、化粧品、外食など)。
- 8%:これは「軽減税率」で、主に生活必需品に適用されます。最も一般的なのは持ち帰りの食品や飲料(アルコールを除く)です。
つまり、日本で買い物をするとき、最終的に支払う金額 = 商品自体の価格 + 消費税 となります。
「税抜」 vs 「税込」:結局どっちが最終的な支払額?
消費税がわかったところで、この2つの重要な言葉を見てみましょう。これらは、値札の価格に消費税が含まれているかどうかを教えてくれます。
税抜 (ぜいぬき)
- 字面の意味:
税
= 税金、抜
= 抜く、取り除く。合わせて「税金を取り除いた」。 - わかりやすく言うと:税抜き価格。
- あなたがすること:この表示価格を見たら、頭の中で消費税を加算する必要があります。これが最終的に支払う金額です。
例: Tシャツの値札に
1,000円 (税抜)
と大きく書かれている場合。 レジで支払う金額は:1,000円 + 1,000円 × 10%(消費税) = 1,100円 です。
税込 (ぜいこみ)
- 字面の意味:
税
= 税金、込
= 込み、含まれている。合わせて「税金が含まれている」。 - わかりやすく言うと:税込み価格。
- あなたがすること:これはとても楽です!この表示価格を見たら、値札に書かれた金額がそのままレジで支払う金額です。表示価格=支払額です。
例: 同じTシャツで、値札に
1,100円 (税込)
と書かれている場合。 レジで支払うのは 1,100円 で、自分で計算する必要はありません。
買い物のちょっとしたコツ(経験談)
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「税込」を探せばOK! 2021年4月から施行された日本の法律により、一般消費者向けの店舗はすべて「税込」(税込み)価格を表示することが義務付けられています。ですから、今ではほとんどのお店(ユニクロ、ドラッグストア、コンビニ、スーパーなど)で見かける価格は、基本的に最終的な税込み価格です。そのまま安心して購入できます。
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「並列表示」の落とし穴に注意 法律はあるものの、価格をより安く、魅力的に見せたい店舗の中には、「税抜」価格を大きな文字で表示し、その横に小さな文字で「税込」価格を書くところがあります。 例えばこんな感じ: <font size=5>9,980円</font> <font size=2>(税込 10,978円)</font> この時、大きな数字だけを見ずに、必ず横の小さな文字を探してください。そこに書かれている金額が、あなたの財布から実際に出ていくお金です。
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コンビニ/スーパーで食べ物を買う時は“隠れたルール” 前述の通り、持ち帰りの食品は8%の税率ですが、店内で食べる場合は10%の税率が適用されます。ですから、コンビニやスーパーでお弁当、おにぎり、飲み物を買って、店内の休憩スペースで食べようとする時は、状況が変わります。
- 持ち帰り (おもちかえり / omochikaeri): 8%税率で計算。
- 店内飲食 (イートイン / iitoin): 10%税率で計算。 レジで店員さんが通常こう尋ねます:「お持ち帰りですか?」 (o-mo-chi-ka-e-ri de-su-ka?)。もし「はい (hai)」と答えれば8%で計算されます。店内で食べると言うと、店員さんは10%で再計算します。少しでも節約したいなら、迷わず「持ち帰り」と答えましょう!
まとめ
- 税抜 (ぜいぬき) = 税抜き価格、まだお金を足す必要あり。
- 税込 (ぜいこみ) = 税込み価格、表示通りに支払う。
- 買い物の秘訣:「税込」という言葉を探せば、それが最終価格。
- 節約のコツ:食べ物や飲み物を買う時は、店員さんに「持ち帰り」(mochikaeri) と伝えて、8%の軽減税率を適用してもらおう。
この説明がお役に立てば幸いです!これから日本で買い物をする時、この2つの言葉を見てもう迷わなくなるはずです。どうぞ買い物を楽しんでください!