サン・テミリオンの「プルミエ・グラン・クリュ・クラッセA」って結局何?
おっ、面白い質問だね!僕も普段からボルドーワイン、特に右岸のサン・テミリオン産が好きでよく飲むんだ。簡単に言うと、サン・テミリオン(Saint-Émilion)はフランス・ボルドー地方のワイン産地で、そこのシャトー格付け制度は左岸のメドックとは違って、固定されてないんだ。だいたい10年ごとに見直されて、シャトーの実績に応じてランクを調整する仕組み。公平だと思わない?
「プルミエ・グラン・クリュ・クラッセA」(Premier Grand Cru Classé A)は、この制度の最上級、つまり頂点に立つ数軒だけが持つ称号なんだ。これは、これらのシャトーのワインが品質、名声、テロワール(土壌や気候などの条件)、そして醸造技術のすべてにおいて最高水準に達していることを意味している。どんなシャトーでも簡単にこのランクに入れるわけじゃなくて、厳しい審査をパスしないといけない。テイスティング、シャトーの経営管理、過去の実績など、多角的に評価されるんだ。
現時点(2022年最新の格付け)で、この栄誉を持つシャトーはたったの4軒:
- シャトー・オゾーヌ(Château Ausone):歴史が深く、エレガントで繊細なワインスタイル。
- シャトー・シュヴァル・ブラン(Château Cheval Blanc):超有名。メルローとカベルネ・フランのブレンドで、バランスが良く複雑な味わい。
- シャトー・パヴィ(Château Pavie):より力強いスタイルで、近年急速にレベルアップ。
- シャトー・ランジュリュス(Château Angélus):以前はA級だったけど、一時議論もあったものの、今はしっかりとA級を維持。
なぜ重要なのか? この格付けはサン・テミリオンの頂点を象徴していて、ワインの価格は通常すごく高い(1本数万円から数十万円することも)。コレクション価値も大きい。ワインを始めたばかりなら、こういうワインを1本試してみると、ボルドー右岸の真髄を感じられるよ——左岸のワインみたいに力強くはなくて、より柔らかく果実味豊かなんだ。
でも覚えておいて、格付けは絶対じゃない。良いワインはやっぱりヴィンテージ(収穫年)と自分の好みで決まる。試してみたいなら、シュヴァル・ブランのセカンドワインから始めるのをおすすめする。お手頃価格だけど品質もなかなかだ。他に何か質問あったら遠慮なく聞いて!結構飲んでるから、経験談も話せるよ!