もちろんです!この問題は、技術畑出身の多くの友人が直面する壁です。ハンマーは持っているのに、世界中どこにも釘が見つからない、という状況ですね。私の考えをいくつか共有させてください。必ずしも正しいとは限りませんが、何かヒントになれば幸いです。
核心となる考え方:「売る」のではなく、まず「与える」ことを考える
エンジニアとしての私たちの最大の強みは、話術ではなく、直接価値を創造できることです。だから、最初からお金を払ってもらうことを説得しようとすると、ぎこちなくなってしまいます。考え方を変えて、あなたの技術でどのように人を「助ける」ことができるでしょうか?
ステップ1:「製品」ではなく、「小さなおもちゃ」を作る
最初から機能が充実し、完璧なインターフェースを持つ「製品」を作ろうとしないでください。それは時間がかかりすぎますし、方向性を見失いやすいです。
あなたは「一つの」具体的な小さな問題を解決できる「小さなツール」や「小さなおもちゃ」を作るべきです。 例えば:
- デザイナーが手動で画像を圧縮する作業にうんざりしているのを見つけたとします。画像をドラッグ&ドロップするだけで自動的に圧縮できるウェブページを作りましょう。
- 運用担当の友人が、毎日複数のウェブサイトからExcelにデータを手動でコピー&ペーストしているのを見つけたとします。彼がワンクリックでデータを取得できるスクリプトを書きましょう。
この「小さなおもちゃ」は、見た目が悪くても、非常にシンプルでも構いませんが、実際に使えて、たとえ小さくても実在する痛みを解決できるものでなければなりません。
ステップ2:岸で叫ぶのではなく、「魚のいる池」に浸かる
あなたの潜在顧客が集まっている場所に行きましょう。
- 特定のニッチな分野のフォーラムでしょうか?
- WeChatグループやTelegramグループでしょうか?
- Zhihu(知乎)の特定のトピックの下でしょうか?
- オフラインの業界交流会でしょうか?
そこに「潜り込み」、広告を出してはいけません!あなたの任務は、見て、聞くことです。彼らが毎日何を議論し、何を不平不満に思っているのかを見てください。それらの「不平」や「愚痴」こそが、最も真実のニーズです。
ステップ3:「買いますか?」と尋ねるのではなく、「これ、差し上げます」と言う
誰かが問題を不平不満に思っていて、あなたの「小さなおもちゃ」がそれを解決できると気づいたとき、チャンスが訪れます。
この時、決して「こんにちは、あなたの問題を解決できる製品があります。月額〇〇円です。いかがですか?」と突撃してはいけません。これでは9割方失敗します。
あなたは、困っている人を助けるのが好きなネットユーザーのように、DMを送ったり、返信したりすることができます: 「ねえ、あなたが[その問題]で困っているのを見ました。私も以前同じ問題に遭遇して、自分で小さなツールを作って解決しました。もしよろしければ、使ってみてください。完全に無料です。テストを手伝って、フィードバックをいただけると嬉しいです。」
違いがわかりますか?あなたは売り込んでいるのではなく、ソリューションを「提供」しているのです。これは私たちエンジニアにとって、心理的にずっと自然ですし、相手も受け入れやすくなります。
ステップ4:「手伝い屋」から「パートナー」へ
数人があなたの「小さなおもちゃ」を使い始め、良い反応が得られたら、あなたは半分成功したことになります。彼らはあなたに様々な要望を出し、このツールを改善するのを手伝ってくれるでしょう。この過程で、あなたと彼らの関係は、見知らぬ人から、彼らの問題を解決できる「技術パートナー」へと変わっていきます。
あなたのツールが彼らにとって「手放せない」ものになったら、ごく自然に有料化を提案できます。
例えば:「ねえ、最近使う人が増えてきて、サーバー費用がちょっと厳しくなってきたんだ。それに、このツールをもっと使いやすくするためには、もっと時間を投入する必要がある。だから、月額コーヒー一杯分くらいの有料版を作ろうと思っているんだけど、応援してくれるかな?初期ユーザーとして、もちろん最大の割引をするよ。」
もしあなたのツールが本当に彼の時間を節約し、お金を稼ぐ手助けになったのなら、彼は高確率で支払ってくれるでしょう。 おめでとうございます、あなたは最初の有料顧客を見つけました。
まとめ:
最初の顧客は、多くの場合、PPTや言葉で「説得」して得られるものではなく、コードと誠実さで「奉仕」することによって得られるものです。
「起業家」という壮大な肩書きは忘れ、まず問題解決を愛し、人を助けるのが好きなエンジニアになりましょう。最小限の助けから始めれば、最初の顧客は自然と現れるでしょう。幸運を祈ります!