皆さん、これは核心を突いた質問ですね。続けられるかどうか、答えは「難しいですが、考え方を変えれば可能です。」
週報を「タスク」や上司への「報告」として捉えないでください。もしそう考えているなら、絶対に続きません。なぜなら、それは純粋にあなたのエネルギーを消耗するだけのことであり、誰も監視されることを好みませんから。
週報を「ツール」、つまり自分自身のためのツールとして捉えるべきです。
私はプログラマー歴10年近くになり、小規模チームを率いて起業した経験もあります。私の見解を皆さんと共有したいと思います。
1. 考え方を変える:週報は「報告」ではなく、「振り返り」である
- 上司が見るのは結果:上司はあなたが今週何をしたか、サボっていないか、進捗はどうなっているかを知りたいだけです。
- 自分が見るのは過程:今週、どのバグで詰まったか?なぜそんなに時間がかかったのか?ああ、根本的なロジックを理解していなかったのか。この新機能は3日と見積もったのに、結果的に5日かかった。どこで見積もりを誤ったのか?来週どう改善するか?今週、プロダクトマネージャーとのコミュニケーションで、どの点で何度もやり取りが発生し、時間を無駄にしたか?
ほら、そう考えると、週報は単なる事務的な記録ではなくなります。それはあなた自身の成長記録であり、落とし穴を避けるためのガイドです。起業家にとっては、これは毎週の方向修正のための「航海日誌」とも言えるでしょう。
2. コストを削減する:金曜の午後に一度で書き終えようと期待しないでください
人間の脳はハードディスクではありません。金曜の午後には、月曜の午前中に何をしたかなど、全く思い出せません。どんなに頭をひねっても、全てを書き出すことはできないでしょう。
正しいやり方は:毎日5分かけて記録し、金曜に15分かけて整理することです。
- 毎日退勤前:メモ帳(txtで十分)、メモアプリ、Notion、または使いやすいものなら何でも開いて、たった3行書くだけです。
- 今日何をしたか?(例:ユーザーログインAPIの開発とテストを完了した)
- どんな問題に遭遇したか?(例:JWTのリフレッシュメカニズムが少しうまくいかず、資料を調べた)
- 何か考えたこと?(例:このプロジェクトの現在のデータベース設計では、後々パフォーマンスのボトルネックになる気がする)
- 金曜の午後:毎日記録したこれらの「素材」をコピー&ペーストし、少し言葉を整えて、構造化された週報にまとめます。これは、何もないところから思い出すよりも100倍楽ではないでしょうか?
3. テンプレートを見つける:脳に選択問題を与え、記述問題を与えない
毎回ゼロから「何を書けばいいだろう」と考えるのは疲れます。シンプルなテンプレートを固定し、何も考えずに埋めていけばいいのです。例えば:
- 今週の業務成果:A、B、Cの3つのタスクを完了し、それぞれどのような効果をもたらしたか(例:Aによりページ読み込み速度が10%向上した)。
- 遭遇した問題と考察:D問題に遭遇し、どのように解決したか、あるいは試したが解決できなかったので助けが必要な場合。そこからEを学んだこと。
- 来週の業務計画:FとGを行う予定で、必要な時間の見積もり。
ITエンジニアにとっては、「今週の技術的なハイライト/学習したこと」を加えるのが良いでしょう。たとえVimのショートカットキーを一つ覚えただけでも、あるいはSQL最適化のテクニック一つでも、それを記録しておくことが、あなたの蓄積となります。
まとめ:
週報を書くことを意志力の挑戦として捉えないでください。人間は皆怠け者です。意志力で本能に逆らおうとすれば、必ず負けます。
あなたがすべきことは、それを自分にとって有益で、手間がかからず、決まった手順がある習慣にすることです。それは、毎日習慣的に歯を磨くのと同じです。誰かにチェックしてもらうためではなく、自分自身が快適であるためです。
続けていけば、半年後にあなたが書いたこれらの週報を振り返ったとき、あなたは明確な個人の成長経路を発見するでしょう。そして、今記録を続けている自分に感謝するはずです。